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鮎川義介物語⑥関東大震災契機にフォードなどが日本進出

Japan In-depth / 2024年1月5日 23時0分

GMもフォードの進出から1年後、調査員を派遣し、組立工場の設置を検討したのです。どこに組み立て工場を設置するか。横浜市と大阪市が手を挙げたが、結局は大阪市が誘致に成功しました。その際、大阪市議会は「向う4年間の税金は免除」などといった便宜を与えたのです。





大阪市は神戸港という貿易港を持っており、GMにとっても好都合でした。結局、昭和2年に大阪に進出したのです。さらにクライスラーも昭和5年に横浜に進出しました。





昭和初期にはアメリカのビックスリーがそろっては日本に進出したのです。3社は販売競争を繰り広げたのです。新聞広告なども積極的に展開しました。月賦販売とディーラーシステムいう手法を採用したのです。月賦販売の結果、1円で都内どこまでも走れる「円タク」が急速に普及したのです。それは大半がフォード車でした。また、ディーラーシステムも画期的だったのです。フォードは各県に1店の販売店を設置し、販売と修理を手掛けました。





日本市場はアメリカ車によってほぼ独占された。日本で製造・組み立てされる自動車の97%はアメリカ車という具合でした。





(⑦につづく。①、②、③、④、⑤)





トップ写真:出荷を待つT型フォード(1925年アメリカ)出典:Hulton Archive/Getty Images




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