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「高岡発ニッポン再興」その124 電車通勤の土光に“ミスター検事”が感銘

Japan In-depth / 2024年1月8日 7時0分

「私は、東京地検特捜部の平検事を7年もやったから、その間に検事と被疑者として相対した政治家、役人、会社経営者は、相当な数にのぼる。拘置所の調べ室で、立ち会いの検察事務官一人のほかは、一対一で、検事は罪の清算を説得し、被疑者はこれに対応する。





その間、被疑者の全人格はもちろん、検事のそれも、互いに赤裸々にさらけ出される。私も、いろいろな“ほんとうの姿”を見ることができたが、『これはまいった。実に立派な人だ』と感じさせられた人が数人いる。それらの人に会うことができたのは検事冥利につきると思っている。その筆頭が土光さん」。





「逮捕と同時に、土光さん宅の捜索に行った“特捜Gメン”の一人が帰庁してすぐにいったものである。『いやぁ、今日という日は、まいった。実に立派な人だ。生活はまことに質素。大会社の社長なのに、朝早く、国電のつり革にぶらさがって通勤している』。」





「土光さんは不起訴になったが、事件後、私は、周囲の人びとに『財界の事情は知らないし、石川島の社長というのも十分に偉いのだろうが、あの人はもっと偉い人になるような気がする』といったものである」。





土光敏夫は、国鉄民営化をはじめ行財政改革を次々に成功させました。その原動力こそが、清貧の姿勢です。社長になっても、満員電車でつり革にぶら下がって出勤する姿に多くの人が感銘を受けたのです。私は土光の生き方、姿勢を見習って政治活動をしていきます。





トップ写真:イメージ 出典:kumacore/Getty Images




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