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米大統領選予備選、ニューハンプシャーもトランプ勝利確実

Japan In-depth / 2024年1月24日 12時32分

逆に言えば、現在もトランプの優位は変わらず、ヘイリーがNH予備選で勝利するか、トランプと互角の数字でも出さない限り、共和党予備選の流れを変えることは難しい、ということである。NH予備選については来週詳述したい。





続いては、先週書けなかった、欧米から見た今週の世界の動きを見ていこう。ここでは海外の各種ニュースレターが取り上げる外交内政イベントの中から興味深いものを筆者が勝手に選んでご紹介している。欧米の外交専門家たちの今週の関心イベントは次の通りだ。





・1月23日火曜日 トルコ国会、スウェーデンのNATO加盟につき投票





・欧州委員会大統領とクロアチア首相、ボスニアヘルツェゴビナ訪問





・1月24日水曜日 アルゼンチンの労組連合が全土でストライキ





 スロバキア首相、訪独





・1月25日木曜日 トルコと南アフリカの中央銀行が公定歩合を決定





 仏大統領、インド訪問(26日まで)





 ネパール、上院選挙





・1月26日金曜日 ツバルで総選挙





・1月28日日曜日 フィンランドで大統領選挙





・1月29日月曜日 イラン外相、パキスタン訪問





 コロンビアで国内の反政府麻薬勢力との6カ月休戦が期限に





最後は、いつものパレスチナ情勢だ。筆者の見る現時点での状況は次の通り。





●アメリカはイスラエルに停戦を働き掛けているが、ネタニヤフは戦闘を続けるつもりで、両国間の亀裂は深まっている





●イスラエルが人質解放のため最大二カ月の停戦を提案したと報じられたが、どこまで本気で、どこまでポーズなのか正直分からない





●数週間前筆者は「イスラエルは戦闘を止めないだろう。最悪の場合、これから数週間は徹底的なハマス掃討作戦が続き、パレスチナ非戦闘員の大量犠牲も続くだろう」と書いたが、こうした考えは今も基本的に変わらない





●イランは米軍との直接戦闘は望んでいないだろうが、逆に言えば、直接戦闘の手前まで対米「代理戦争」を続けるだろう





今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。





トップ写真:投票所となっているニューハンプシャー州のロンドンデリー高校を訪れるトランプ氏(1月23日 ニューハンプシャー州・アメリカ)出典:Getty Images North America/Chip Somodevilla




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