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鮎川義介物語⑮「株主わずか5万人」批判に反論

Japan In-depth / 2024年1月24日 23時0分

そしてこう強調しました。





「僕は実行する人間であって、理想家ではない。このままでは満州五カ年計画は画餅に帰する」





さらに、鮎川は財閥批判を展開しました。





「三菱という会社は、個人のものと同等だし、三井は11家あるが、これも個人資本の塊だ。三菱は70年、三井は300年かかって、財産ができた。子会社の銀行とか鉱山会社には、他人の資本が入っているが、親会社には、少しも入っていない。三菱合資会社は大衆に株式を公開していない。鉱山会社については公開しているが、僕らのように親会社の株主が何万人いるというわけではない。三井、三菱、住友、大倉などの財閥は、いわばファミリーだ。日産も財閥かもしれないが、5万5000人が450万株を持っている。この株を公開しているので、株主は毎日変わっている。僕が預かっている資産は、外形上は一定の額を保っているが、細胞は新陳代謝しているのだ」。





これが庶民にとっては好意的に受け止められました。





(⑯につづく。①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、⑪、⑫、⑬、⑭)





トップ写真:日産車に乗り込む秩父宮雍仁親王(1934年12月30日 日本・横浜)出典:photo by Bettmann




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