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鮎川義介物語⑯単身渡米、アメリカの自動車産業の勃興期

Japan In-depth / 2024年1月25日 17時0分

自動車はアメリカの産業全体を押し上げました。全米で消費される鉄の23%、ゴムの75%、板ガラスの77%が自動車向けとなり、自動車の大量生産はほかの産業にも大きな影響を及ぼしたのです。





自動車の出現によって、大きな国土を抱えるアメリカの風景が一変しました。フォードがT型フォードという安価な自動車を提供したのがきっかけでした。





一般大衆は安価なものを求めましたが、金持ちは高級車を求めたのです。ステイタスシンボルとしての車のニーズが高まったのです。これは、T型フォード一本のフォードのポリシーとは真逆です。こうした多様な車を求める消費者の要望に応えたのが、ゼネラル・モーターズ(GM)です。





両社の競争の激化は、アメリカ市場の一層の拡大につながりました。1920年代には全米で実に2000万台の車が出回ったのです。





鮎川はこうしたアメリカの実情を詳しく、観察したのです。それが、日産自動車の創業につながります。





(⑰につづく。①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、⑪、⑫、⑬、⑭、⑮)





トップ写真:GMの組み立てラインで、エンジンをシャシーに乗せる工程 (1920年代アメリカ)出典:Photo by Fotosearch/Getty Images




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