「危機管理マニュアル」その2 不祥事会見の基本①会見の目的
Japan In-depth / 2024年2月15日 11時0分
会見は「諸刃の剣」だ。
会見を開くのは「潔い」態度と取られる反面、むしろ「炎上」する可能性が高い。
もし開くなら、あらゆる質問を乗り切るだけの入念な準備が必要だ。それが出来ていないと、その会見は間違いなく炎上し、事態はさらに悪化する。
そうしたことから、会見を開くか開かないかは、慎重に判断することが求められる。拙速に会見を開くべきではないのだ。
そして会見を開くと決めたら、その会見の「目的」を明確にすることだ。
「謝罪」に徹するのか、それとも「自分たちを正当化するのか」では、準備も全く異なる。そこがあいまいで、出席者の間の認識が異なっていたりすると、間違いなくその会見は失敗する。
前回述べたように、法律の専門家のアドバイスだけでなく、危機管理の専門家の知見も生かし、会見をどう乗り切るか準備しなければならないのだ。
それができないのであれば、会見は開くべきではない。
(その3につづく。その1)
トップ写真:ジャニーズ事務所(当時)の会見(2023年9月7日 東京千代田区) 出典:Tomohiro Ohsumi/Getty Images
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