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【都知事選、本当の争点】③どこ行った?! 東京大改革「7つの条件」から見た小池都政

Japan In-depth / 2024年6月16日 19時0分

次に、活動としてはやってはいるが、できているか微妙な条件もある。





【条件3】政策立案過程がオープンにされている

【条件4】情報公開が十分されていて政策検証ができる





この2つの条件は、成果を問われると厳密な評価が必要になってくる。そのため、これらについては、保留としよう。





最後に、これ以外の条件については残念ながらその条件は満たせていない。特に、優先順位の高い2つの条件だ。





【条件1】東京都の利権構造にメスが入る

【条件2】特定の既得権益の方々が利権をむさぼらない





過去の自民党の都議たちが去ることで、一度は利権構造が一掃された。しかし、自民党との協調路線になりだして状況が変わった。それは4年前のカイロ大卒業疑惑に対しての対応からだと言われているが、本当のところはわからない。





既得権益を断罪するのではなく、自民党、公明党も取り込むことで都政の安定は手に入れた。しかし、掲げた「東京大改革」が期待する構造改革はできなかったということである。政治という中で、支持基盤を確立するため、敵をも取り込むのは仕方ない選択だったのかもしれない。





■ 大改革での成果となるとこれくらい?





過去よりましだった小池都政。注目はされていないが、「シン・トセイ」を進めてきた。









▲図 【出典】シン・トセイ HP





デジタル政策などを中心に進めてきた「シン・トセイ」、それなりに評価はできる面も多い。見てみることを都民にお勧めしたい。





(つづく。①、②)





トップ写真:東京都庁(イメージ)出典:chachamal/GettyImages




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