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中国BYD、フラッグシップEVセダン「SEAL」衝撃価格でデビュー

Japan In-depth / 2024年6月29日 0時36分

写真)BYD SEAL フロントビュー









写真)BYD SEALのサイドビュー









写真)BYD SEALのリヤビュー


「SEAL」のボディサイズ(全長×全幅×全高)は4,800×1,875×1,460mm、ホイールベースは2,920mm。トヨタ新型「クラウン」のボディサイズは、5,030mmx1,890mmx1,475mm、ホイールベース3,000mmだから、全長はややクラウンより短いが、全幅と全高はほぼ同じだ。


システム最高出力と同最大トルクは、後輪駆動車(リアモーター)が312ps/360Nm、4輪駆動車が529ps/670Nm。筆者はまだ試乗していないので、ドライビングインプレッションは後日。


インテリアも大型の15.6インチのディスプレイが存在感を放つ。









写真)BYD SEALのコクピット









写真)BYD SEALのシフトレバー









写真)大きめのタブレット並の15.6インチディスプレイ


■ 衝撃的なプライス


今回のハイライトはなんといってもその販売価格だ。


SEALのメーカー希望小売価格は2駆で528万円、そして4駆のSEAL AWDは605万円に設定。さらに、1,000台限定の特別価格として、それぞれ、33万円引きの、495万円、572万円とした。政府からのCEV補助金35万円を適用すると、460万円と537万円になる。テスラのモデル3に対して十分すぎる価格競争力だろう。









写真)BYD SEALの小売り価格を発表する東福寺氏


■ 商品戦略


それにしても国内ではセダンより、SUVが圧倒的に人気だ。なぜこのタイミングにEVセダン?そう思って東福寺氏に聞いてみた。


「これはもう、#答えは試乗で(SEALのキャンペーンコピー)、というところですが、世界的に見てセダン自体は王道のスタイルの一つでもあり、どこのマーケットでもフラッグシップになっている車、代表的なモデルにセダンがあるのがラインナップの基本だと思う。確かに、日本のセダンマーケットは昔に比べると、一家に一台でマルチパーパスとなっていく過程で、ミニバンやSUVが一番使い勝手がいいということでマジョリティになっているが、一方でやはりセダンの持つ良さ、特に静粛性や、トランクルームが独立していて中が見えない形で物を運べるとか、基本型としてのセダンは、良いものが出れば注目も上がると期待している。十分商品としては戦える、戦闘力が高い商品が手に入ったと思っています」、と自信をのぞかせた。


BYDが中国で売りまくっているプラグインハイブリッド車の投入については今のところ何も決まっていない、というが、いつでも日本市場への投入は可能だ。まずはSEALの売れ行きをみて判断することになるだろう。


ディーラー網の展開も急ピッチで進んでおり、2024年末には全国で90店舗に拡大する予定だ。


「店頭にいらっしゃるお客様にアンケートで来店の動機を聞くと、4月から流している長澤まさみさんのテレビコマーシャルを見てきたという人が今増えてきている」という。特に女性が多いのだとか。


「目標はズバリ、1000台を早く売り切るのが当面の目標になります」と東福寺氏。


いずれにしても、BYD SEALが、日本のEV市場の起爆剤になるかどうか、まずは夏のボーナス商戦のゆくえをみてみたい。


 


写真はすべてⒸJapan In-depth編集部


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