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マハティール元首相99歳に 健全ぶりアピール

Japan In-depth / 2024年7月16日 11時0分

1996年には、当時、世界で一番高い米国のシアーズタワー(シカゴ市)より9メートル高いクアラルンプール・シティ・センター(KLCC)を建設、マハティール首相の「象徴的ビル」といわれたものだ。


1997年のアジア通貨危機時には、新設の行政都市プトラジャヤでの記者会見で、マハティール氏は、米国の投資家ジョージ・ソロス氏を「ルージュ(ROGUE)投資家」と非難した。「ROGUE投資家」は日本語で何というのかと困っていると、通信社の方が「ならず者投資家」と教えてくれた。


その後、マレーシアは自国通貨リンギットの米ドルペッグ制を守り通して、安定的な経済発展に結びつけた。


マハティール氏は、対中政策でも独自策を打ち出した。2018年7月、当時首相だったマハティール氏は、建設費が200億ドル(約2.2兆円)とされた、約700kmの東西海岸を結ぶマレーシア鉄道建設作業に待ったをかけた。この鉄道建設は中国の原油輸入にとって重要なマラッカ海峡と南シナ海を結ぶものだった。ロイター通信によると、マハティール氏の措置は、中国輸出入銀行が費用のほとんどを融資するこの鉄道建設はコスト的に高すぎると見たことによるものだったという。


99歳を超えたマハティール氏の当面の目標は100歳に達することと憶測するが、心臓病などで入院することもある。


マハティール氏はでき得る限り自国の前途を見守りたいと念じているに違いない。


トップ写真:選挙キャンペーンに出席するマハティール元首相


出典:Photo by Annice Lyn/Getty Images


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