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ケネディ氏のトランプ支持の衝撃

Japan In-depth / 2024年8月24日 23時0分

ケネディ氏はこのフィニックスでの演説で以下の骨子をも明らかにした。





 ●カマラ・ハリス氏は民主党の予備選では2020年もただの1票も獲得せず、今回も同様だった。ハリス氏は独自の政策もなにも明かさないで民主党の指名を得た。シカゴでの民主党全国大会は最初からシナリオが決っていたサーカスだった。ハリス氏は政治家、活動家としてなにも達成しないで指名候補となった。だから候補としては失格のnothing だ。





 ●バイデン・ハリス政権下の民主党はまるでプーチン大統領の独裁下のロシアのように専制的で私の選挙活動を抑圧してきた。民主党勢力は有力メディアのほとんどを影響下におき、私の選挙活動、政治活動の報道を最小限に抑えてきた。この動きは完全に検閲であり、言論、報道の自由の抑圧だった。





 ●このため私はいまの民主党政権は支持できず、とくに指名候補となったハリス氏への不信や反対を強く感じる。一方、共和党のトランプ候補とは多様な政策のなかでも不一致はあっても、もっとも基本的な国のあり方では同意する点が多い。このため私はトランプ氏を支持し、その選挙戦をも支援していく。





以上のような骨子を述べたケネディ氏はこの集会の数時間後、同じアリゾナ州のグレンデール市でのトランプ氏の支援集会に参加した。満員の大会場でトランプ氏とともに壇上に立ったケネディ氏は改めてハリス氏への批判を述べ、トランプ氏への支援を強調した。会場からは熱い拍手が続いた。





この動きはこんごの選挙戦でやはりハリス陣営への「負」となり、とくに激戦州でのその結果としての票の流れの変化は選挙全体にまで影響を及ぼすともみられている。民主党側にとっては8月22日までの全国党大会でハリス氏の指名を決めて、団結を打ち出した直後のこの動きは衝撃をもともなって受け止められたといえる。





なおケネディ家の他のメンバーは数人ほどが連名で声明を出して、自分たちはこのロバ―ト・ケネディ氏のトランプ候補支持には反対だと明言した。同時にこのケネディ氏の動きを「悲しい言動」だとも評した。





アメリカ大統領選はますます複雑、混乱の様相を深めてきた。





トップ写真:出典 Rebecca Noble/Getty Images




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