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与那国町長がアメリカで沖縄県知事批判

Japan In-depth / 2024年9月5日 11時9分

 糸数町長はこうした県知事の表明とは正反対の立場をアメリカ側に伝える結果となった。同町長はワシントンで日本の企業やメディアの代表者との討論会にも臨み、与那国島の自衛隊が地元住民の多数派にも歓迎され、中国の脅威に対する「日本の国防、安保の最前線」として枢要な役割を果たしている、と強調した。自衛隊の存在が島の伝統文化を壊すかという質問には「国家の存続や安全が最優先されるべきだが、文化への悪影響もない」と述べた。


 糸数町長は玉城知事への批判も率直だった。


 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡っては昨年9月、国の「代執行」に関する最高裁判決が出され、沖縄県が敗訴した。だがなお玉城知事が反対行動を続けていることについて、糸数町長は「最高裁の判決を無視することは日本国家の法治の否定だ」と述べて非難した。「沖縄県庁職員の間でも知事の方針に反対して辞職する人が増えたとの報道がある」とも述べた。


 糸数町長はまた、8月中旬のメキシコ人男性による尖閣上陸について「私自身の推測ではあるが、中国側組織が日本政府の対応を測るために仕組んだ行動ではないか」と語った。中国軍機による8月26日の日本領空侵犯については「中国軍上層部の意図による計画的な行動で、やはり日本側の出方をみるためだと思う」と述べた。


 糸数町長は中国の台湾や尖閣諸島への軍事的な威圧の行動についても批判を述べ、中国を決して批判しない媚中志向の強い玉城知事との対照的な姿勢を鮮明にした。


*この記事は日本戦略研究フォーラムのサイトに掲載された古森義久氏のレポートの転載です。


トップ写真:与那国島の祖納村(2022年4月13日)


出典:Photo by Carl Court/Getty Images


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