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「偽装公認」報道で首相「憤りを感じる」→逆効果

Japan In-depth / 2024年10月25日 17時6分

さらにご丁寧にも、「今回の政党交付金は、あくまでも「党勢拡大」のために、自民党の選挙区支部(および県連)に支給されたものです」と述べている。「党勢拡大」については、「党の政策のPR、選挙区内の比例票の掘り起こし、公示前までの自由民主の作成や折り込みなど」と注釈までつけている。


これでは、世論に対して逆効果だ。そもそもなんで選挙期間中に疑惑を招くようなカネを配るのか?たしか、石破氏は「納得と共感」を前面に打ち出しているが、納得も共感も得られないのが今の自民党だ。


東京24区から無所属で立候補している萩生田光一候補にいたっては、「ありがた迷惑」とXに投稿した。


 


萩生田光一候補のXの投稿 


「自民党本部からの政党交付金について」


[embed]https://twitter.com/officeofhagiuda/status/1849445004311470114[/embed]


もう自民党の分断は修復不可能な所まで来た。ここまで来ると、与党過半数割れも現実味を帯びてくる。仮に与党として踏みとどまっても、党内抗争は不可避だろう。石破政権はレームダックになるにちがいない。


ここで浮かぶのは、自民党には危機管理コンサルがついていないのか?という素朴な疑問だ。まさか、そんなことはあるまい。が、次々とオウンゴールを決めるていたらくを見ていると、去年の旧ジャニーズ事務所の騒動を思い出す。コンサルのいうことを聞かずに勝手に暴走して、自滅するパターンだ。


なにしろ自民党の政権公約のトップに「ルールを守る」を持ってくるくらいだから、なにをかいわんや、だ。ルールを守らなかったから今この状態になっていることがわかっていないのか?悪い冗談としか思えない。


そしてもう一つ。政治家のマスコミ批判は凋落の証拠だと付け加えておきたい。批判を招くようなことをするから、集中砲火を浴びるわけで、マスコミに八つ当たりする前に、自分の胸に手を当てて考えることが重要だ。マスコミのせいにするのはお門違いというものだろう。


それにしても、共産党は「えっ?『裏金議員を裏公認』?!」なるプラカードまで作り、「コンビニで印刷できる!」と悪乗りしている。


[embed]https://twitter.com/jcp_cc/status/1849433724364185735[/embed]


 



図)共産党のポスター


出典)共産党


レベルの低い話だ。国民そっちのけの権力闘争にみなうんざりしていることだろう。投票に行かない人や、白票を投じる人が増えるかもしれない。今回の衆院選は「政権交代選挙」のはず。選挙戦をエンタメとして消費するだけでは国はなにも変わらない。それではいけない、と思うのなら、まずは投票に行くことだ。結果はあと3日で出る。


トップ写真:石破茂首相、総選挙開票に伴う街頭演説を実施 (2024.10.15) 福島県いわき市の小名浜港 出典:Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images


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