1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

ワクチン陰謀論のケネディ・Jr氏が厚生長官に 元大統領暗殺事件にも焦点か

Japan In-depth / 2024年11月21日 14時3分

昨年60周年を迎えたケネディ氏大統領の暗殺事件はいまなお真相は闇の中だ。ケネディ氏は63年11月、遊説に訪れたテキサス州ダラス市内でパレード中、銃撃されて死亡した。事件直後に発足した事件解明委員会の報告では、現場近くで逮捕された男の単独犯と断定されたが、容疑者は警察署内で市民に撃たれて死亡、動機は未解明に終わっている。


複数による犯行ではないか、マフィアやCIA(中央情報局)が関与していたのではないか、などともささやかれている。筆者はワシントン勤務時代の2003年、真相解明委員会メンバーで当時、ただひとり健在だったジェラルド・フォード元大統領にインタビューしたことがあるが、元大統領は「逮捕された青年の単独犯という結論が揺らぐことはない。(マフィアアやCIAの陰謀は)〝あったかもしれない〟という程度だ」とはっきりと否定した。しかし、昨年の暗殺60年を機会に、銃弾は、従来言われていた病院の担架ではなく、大統領専用車内でみつかっており、不自然だと指摘する元警護官の証言がなされたりして、なお人々の憶測をかきたてている。


 


■ 華麗なるケネディ家の系譜


ケネディ家の動向がいまなお、アメリカ人の口の端にのぼるのは、何といっても、その華麗さからだ。43歳で就任した〝青年大統領〟とその実弟に加え、故大統領のジャクリーン夫人はその美貌と才知で人々を魅了した。兄弟の末弟、エドワード氏も一家の地元、マサチューセッツ州選出の上院議員を亡くなる09年まで46年間つとめて、一時は大統領候補にも擬せられた。Jr氏の兄とその息子、エドワード氏の長男もそれぞれ下院議員をつとめ、キャロライン・ケネディ元駐日米大使は故大統領の一人娘だ。故大統領の61回目の命日は22日(日本時間23日)にめぐってくる。


 


■ サプライズ、物議醸すトランプ人事


一方、ケネディ次期厚生長官に加え、トランプ次期大統領は急ピッチで新政権の閣僚、ホワイハウス幹部の選考を進めている。


全世界が注目する国務長官には、マルコ・ルビオ下院議員が指名された。過去、大統領選にも名乗りを上げ、当初はトランプ氏に批判的だったが、最近は親トランプに〝転向〟したとも伝えられる。中国、イランに対する強硬派だ。


国防長官人事も意外感を与えた。保守系メディアでトランプ氏に近いFOXニュースの司会者、ピート・ヘグセス氏が起用された。州兵の経験はあるが政府や軍など要職にもついたことがなく、一部では性的暴行疑惑がささやかれている。


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください