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「外交は内政の延長」―メディアの振る舞い批判に潜む課題

Japan In-depth / 2024年11月27日 14時22分

 


いつも書いていることだが、戦争の帰趨は外交では決まらない。戦争の帰趨は戦場で決まるものだ。具体的に言えば、交戦者の一方または両方が「負けそうだ」と感じた時、初めて交戦者は真面目に停戦協議を行う。それでも、一方が「もっと勝てる」と思えば、停戦には至らない。これが筆者の考える「戦争と停戦の法則」である。


 


この法則に従えば、今回はヒズブッラ側が「これ以上戦ったら組織が壊滅する」と思った、ということだろう。イスラエル側は少なくとも11月5日までは停戦する気などなかっただろうが、トランプの勝利で停戦した方が有利だと考えたのか。本当の敵はイランであり、武器弾薬補給も必要だし、当面はハマースを叩き続けるつもりだからだろう。


 


ヒズブッラは単なるテロ組織ではない。レバノン国内にはヒズブッラの政治組織があり、国内政治をしっかりやっている。ここでも「戦争は政治の延長」「外交は内政の延長」なのだろう。今は、トランプ政権側が何も言わないことの方が、筆者にとってはよほど不気味である。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


 


写真)カナダのトルドー首相と挨拶する石破総理(2024.11.15 ペルー リマ)


出典)首相官邸ホームページ APEC首脳会議及び各国との首脳会談 -1日目-


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