ネット選挙はボーダレスへ【2025年を占う!】国内政治
Japan In-depth / 2024年12月23日 15時0分
さて、2025年には夏に東京都議選と参議院選、そして横浜市長選が行われる。2月2日には東京・千代田区長選、3月16日には千葉県知事選も予定されている。こうした大きな選挙では、大々的にネット選挙が展開されるだろう。実際に千葉県知事選について立花氏が出馬意欲を見せている。ただし「本命は参議院比例区」ということなので、また混乱が生じるかもしれない。
ネット選挙のもうひとつの台風の目である石丸伸二氏は、新党を結成して都議選で一定数の勢力確保を目指しているという。石丸氏の本命は2028年の東京都知事選だと言われており、都議選はその基盤作りという位置づけになる。その計画は次期都知事選には小池百合子知事は引退するだろうという予想に基づくものだが、果たしてその通りになるのかどうか。そもそも石丸氏自身の「賞味期限」が次期都知事選までもつかどうかが問題だ。
そうした懸念があったせいかもしれない。石丸氏は11月19日に生配信されたYouTubeチャンネル「ReHacQーリハックー」で、国民民主党の玉木雄一郎代表(2025年3月3日まで役職停止)に「もし僕でお役にたてるなら」と参議院比例区での出馬を持ちかけ、国民民主党に秋波を送った。
これには玉木氏は即答しなかったが、その内心は揺れていたのかもしれない。というのも10月の衆院選では、ネットの活用という点で石丸氏を真似たことが勝因のひとつになったからだ。快進撃を確実にするためには、2025年の参議院選でも躍進する必要があるが、そのためにはネット選挙をいっそう活用することが迫られる。
2025年にはネット選挙の影響はますます大きくなり、ネットは民主主義の手段としての地位を築いていくだろう。だからこそ、個々人のネットリテラシーを向上させなければならない。判断ミスのツケは結局、有権者が背負わなければならないのだから。
トップ写真)国民民主党玉木雄一郎衆議院議員 2024年11月19日 東京都千代田区
出典)Japan In-depth編集部
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