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【海外発!Breaking News】女性の左耳の中に生きたクモ! 脱皮をした抜け殻も見つかる(台湾)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年10月29日 5時0分

【海外発!Breaking News】女性の左耳の中に生きたクモ! 脱皮をした抜け殻も見つかる(台湾)<動画あり>

台湾在住の女性はある日、左耳から“カチカチ”、“ガサガサ”と絶え間なく音が聞こえ、気になって眠れなくなったために病院を訪れた。担当医が女性の耳の中を確認してみると、小さなクモが動いているのを発見した。さらにクモは耳の中で脱皮をしており、その抜け殻も確認できたという。米ニュースメディア『NBC News』などが伝えている。

耳の中からクモが出てきたという恐ろしい症例が今月26日、医学雑誌『The New England Journal of Medicine』に掲載された。台湾在住の64歳女性は今年4月、左耳から聞き慣れない音が聞こえ、そのため4日間も眠れず、助けを求めて病院を訪れた。女性によると、“カチカチ”、“ガサガサ”といった音が絶え間なく聞こえていたという。

症状を聞いた医師は、女性の左耳を確認することにし、中を覗き込んだ。すると耳の中に小さなクモを発見したのだ。クモは生きており、カサカサと耳の中を動いていた。しかもこのクモは脱皮したようで、その抜け殻も耳の中で見つかった。

担当医は耳の中のクモの様子を動画で撮影しており、クモのそばには、脱皮をした後の抜け殻が落ちているのも確認できる。



台湾の南西部台南市にある「台南市立医院」で耳鼻咽喉科長を務めるテンチン・ワン医師(Tengchin Wang)は、「クモの大きさは2~3ミリほどで、患者は痛みを訴えてはいませんでした」と説明する。医師らは小さな吸引チューブを用い、女性の耳からクモを吸い出して治療を行い、女性の症状はすぐに治まったそうだ。

もしクモが吸い出せないほど大きなサイズだった場合は、麻酔薬やエタノールでクモを耳の中で駆除する必要があった。幸いにも女性の鼓膜は傷ついていなかったが、もし鼓膜が破れていた場合はこの方法が使えず、運が悪ければ難聴や感染症を患った可能性もあったという。

テンチン医師は、過去に患者の耳の中からアリや蛾、ゴキブリ、蚊などを見たことはあったが、耳の中で脱皮をした虫を発見するのは初めてのことで、症例報告を発表することにしたそうだ。テンチン医師は「今回の女性と同じような症状がある場合には、すぐに病院へ行ってください」と注意喚起している。

なおカナダ、ブリティッシュコロンビア州の健康情報配信サービス「HealthLink BC」では、耳の中に虫がいる場合、2種類の方法を紹介している。1つは、虫が光の方へ引き寄せられる習性を利用し、耳を引っ張って耳の穴を広げ、光を当てて虫をおびき出す方法だ。もう1つは、虫がいる耳を上向きにして横になり、体温に温めたベビーオイルやオリーブオイルを流し入れ、虫を浮かせる方法だ。綿棒などを使ってしまうと、虫が奥に入り込んで取れなくなってしまうことがあり、耳を傷つけてしまう可能性もあるため、避けるように勧められている。

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