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【海外発!Breaking News】実験動物だったビーグル犬、救助され初めて外を散歩する姿に涙(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年10月30日 20時56分

【海外発!Breaking News】実験動物だったビーグル犬、救助され初めて外を散歩する姿に涙(米)<動画あり>

医療技術の向上や新薬の開発・研究などのためだけに生まれてきたビーグル犬が、米イリノイ州の動物保護団体に救助され、今月下旬に初めて外を散歩した姿が多くの人の涙を誘っている。生まれて初めて外の世界を知った犬が取った行動とは…。ペットのニュース専門サイト『Parade Pets』などが伝えた。

米イリノイ州シカゴの動物保護団体「One Tail at a Time(以下、OTAT)」のInstagramに今月24日、医療用の実験動物として生まれ育ったビーグル犬のメス“ドラ(Dora)”の初めての散歩の様子が投稿された。

動画は、リードを付けたドラがコンクリートの歩道をまるで這うように進む様子を捉えたもので、初めて見る世界に怯えているのか、進みは遅い。また姿勢を低くすることで、まるで自分を小さく見せているようにも思われ、慎重に慎重を重ねている様子がうかがえる。



それでもスタッフは優しく「グッド・ジョブ! ドラ! あなたはちゃんと歩いているわよ! よくやっているわよ!」と声をかけており、動画には「私たちはドラが“犬らしく生きる”ことを学んでいることに、ワクワクしているの。これまでとてもよくやってきたと思うわ!」と言葉が添えられている。

なおビーグル犬は小型で扱いやすく、温厚で多産であり、個体ごとの遺伝的な違いが少ないなどの理由から、今でも実験動物として世界中で使われているという。そしてしばしば劣悪な環境下に置かれて苦痛を強いられ、不要となれば殺処分されることも多い。そのため動物愛護活動家らをはじめとする多くの人々が動物実験の根絶を訴え、より厳しい規制、代替法の推進や転換を求める活動を行っており、この動画には次のようなコメントが寄せられた。

「これは心が痛む。でも私はドラの今後の人生にフォーカスしたい。これからはたくさんの愛情に包まれて、おやつをいっぱいもらって、好きなだけ散歩を楽しんでほしい。」
「これまで空も太陽も見たことがなかったんだよね。外に出られたことは大きな一歩。これからも応援しているよ。」
「こんなに科学が進歩した現代において、まだ実験動物を使っているなんて信じられない。狂気の沙汰としか思えないね。」
「新鮮な空気を吸って、太陽をいっぱい浴びることができるようになって良かったね。これからはずっと一緒にいてくれる温かい家族を探さなくちゃね。」
「涙が溢れてきたよ。ドラ、君になら何でもできるよ!」
「私も実験動物だった犬を飼っていて、散歩ができるようになるまで数か月かかった。でも今は尻尾を振り、散歩が大好きな犬になったのよ。」
「これだから動物実験は止めるべき。ドラと、ドラを助けてくれた全ての人にたくさんの愛を贈るよ!」

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