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【海外発!Breaking News】死亡後に同性愛者と判明した男性、激怒の住民らが墓から遺体を掘り起こし焼き払う(セネガル)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年11月7日 19時1分

【海外発!Breaking News】死亡後に同性愛者と判明した男性、激怒の住民らが墓から遺体を掘り起こし焼き払う(セネガル)<動画あり>

性の多様性「LGBTQ+」についての人々の認識が高まる中、西アフリカのセネガルでは、亡くなった男性が同性愛者だったことから、地元住民が正気の沙汰とは思えない行動を取った。男性の遺体は墓から掘り起こされ、群衆の見ている前で焼き払われたという。英ニュースメディア『Metro』などが伝えている。

アフリカの西海岸に位置するセネガル共和国のカオラック州カオラックで現地時間10月28日の夜、炎が燃え上がる遺体を数百人が取り囲んでいる映像が撮影された。英ニュースメディア『Metro』によると、遺体は最近亡くなったチーク・フォールさん(Cheikh Fall、31)で、動画が撮影される前日に墓に埋葬されていたという。

ところがチークさんは亡くなった後、同性愛者だったことが地元で公となり、激怒した地元住民によって墓から遺体が掘り起こされ、群衆の前で焼き払われてしまった。フランスのニュースメディア『Libération』によると、亡くなったチークさんの家族は、地元から離れたイスラム教の聖地とも言われるジュルベル州トゥーバに彼の遺体を埋葬しようとしたそうだ。

しかし、チークさんが同性愛者だったという情報が伝わり、埋葬を断られてしまった。家族は自宅近くに埋葬しようとしたがチークさんの噂は近隣住民の耳に入り、埋葬を反対されてしまったのだ。結局、10月27日の夕方、近隣住民に知られないようにカオラックの「レオナ・ニアッサンヌ墓地」にチークさんの遺体を埋葬した。

だが翌28日の夜、地元に住む数人の男によって遺体は掘り起こされ、焼き払われてしまった。SNSで拡散されている動画には、炎が上がるチークさんの遺体を群衆が取り囲み、歓声をあげる様子が映っている。中には物を投げつけて、踊り出す者までいた。



そして翌29日、検察当局は事態を重く見たセネガルの司法当局が捜査を開始したと発表し、30日にはこの事件に関与した4人が逮捕された。フランスのニュースメディア『Paris Match』によると、人口の90パーセントがイスラム教徒というセネガルでは、同性愛が「悪しき行為」とみなされているという。また、特定非営利活動法人「アフリック・アフリカ」によれば、1966年に制定されたセネガルの刑法第319条には、「同性の個人と性行為、あるいはわいせつ行為をした者に1年から5年の実刑判決、および10万から150万CFAフラン(約2万4000円~約36万8000円)の罰金を科す」と明記されているそうだ。

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