【海外発!Breaking News】感電事故後、顔の一部と“世界初”の眼球移植を受けた男性「次のステップの足掛かりに」(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2023年11月11日 20時55分
「事故後はのどに管を入れて呼吸をし、半液体状(ピューレ)の食事をストローで摂る生活をしていたからね。こんなに回復するなんて思ってもいなかった。ヒゲも生え、鏡に映る自分を見ると『本当に手術をしたのか』と思うこともある。本当に衝撃的だよ。」
一方で左目はというと、まだ視力はないが、目に映し出された画像を脳に運ぶ役割を担う網膜への正常な血流が確認できているという。
ロドリゲス医師は「眼球移植は患者の命を奪う可能性もあった。でも彼は唯一、『以前のようにヒゲが生えるようにして欲しい』と言ってきただけで、手術を強く希望した。家族が彼を支え、顔面移植の候補者としては完璧だった」と明かし、こう述べた。
「彼の脳は眼球からのメッセージを受け取っている。眼球は生きている。まだ視力はないものの、私は楽観主義者でね。今言えることは、次のステップに一歩近づいたということだ。」
一方、アーロンさんは「事故は本当につらかった。私はこの事故で身体的な強さだけでなく、意志の強さも試され、打ち勝ったと思っている」と語ると、力強くこのように続けた。
「最もつらい時、私に第2の人生を与えてくれたドナーや家族には感謝してもしきれない。ただ家族に対しては、ドナーの一部が私の中で生きていることが慰めになってくれることを望んでいる。」
ちなみにドナーは30代で、アーロンさんのほかにも3人に腎臓、肝臓、すい臓を提供したという。
アーロンさんはさらに、ロドリゲス医師やチームのサポートにも感謝し、最後にこのように語った。
「もし視力が戻らなくても、自分のケースから学び、次のステップの足掛かりになればいい。そして顔や目に重度の怪我をした人たちを自分がインスパイアできれば嬉しいね。」
なおテックインサイト編集部ではNYUに、今回の手術が多くの人に希望をもたらす大きな一歩になったことを伝え、今後の益々の活躍を祈るメッセージを送っている。
画像は『New York Post 2023年11月9日付「First face-and-eye combo transplant makes history at NYU Langone: ‘Grateful beyond words’」』『NYU Langone Health 2023年11月10日付Facebook「Aaron James, who survived a 7,200-volt electric shock」』『The Sun 2023年11月9日付「MEDICAL MIRACLE Man burned from the inside out in 7,200-volt electrocution gets world’s first eye transplant」(Credit: AP)』『Shake My Beauty 2022年10月26日付Instagram「On a typical night after work,」』『Mitch Hunter 2017年12月2日付Instagram「There’s way to many self proclaimed badasses out there.」』『7NEWS.com.au 2021年2月28日付「Domestic abuse survivor becomes 1st person ever to undergo second face transplant」(Credit: NBC)』『FOX 8 News 2020年7月30日付「Connie Culp, woman who underwent first face transplant surgery in US at Cleveland Clinic, has died」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
-
-
- 1
- 2
-
外部リンク
- 【海外発!Breaking News】世界初 両手と顔面の同時移植成功から2年、男性が思いを語る「前を向いて歩こう」(米)<動画あり>
- 【海外発!Breaking News】世界3例目の顔面移植を受けた男性、事故から20年「手術、ドナーに感謝」(米)<動画あり>
- 【海外発!Breaking News】顔面崩壊し、7か月前に2度目の顔面移植を受けた女性「ネガティブなことは考えない」(米)<動画あり>
- 【海外発!Breaking News】米国初の顔面移植手術を受けた女性が死去 「心が美しい人だった」と医師<動画あり>
- 【海外発!Breaking News】顔面移植を受けた女性、顔面崩壊の危機で再度手術へ「未知の世界」(米)
この記事に関連するニュース
-
「改造車内で若い兵士の腎臓と眼球摘出」 元中国医師が「臓器狩り」証言、台湾で会見
産経ニュース / 2024年7月15日 21時10分
-
交通事故に遭い倒れていた猫 重篤状態で左目を失った 奇跡の回復そして皆を笑顔にするデレデレ甘えん坊に大変身
まいどなニュース / 2024年7月14日 15時30分
-
緑内障手術は視力低下リスクがあるうえ30%の人が術前に戻ってしまう…それでも眼科医が手術を勧めるケース
プレジデントオンライン / 2024年7月13日 8時15分
-
高橋一生“ブラック・ジャック”の情に厚い一面に「とても好きです」の声上がる…「ブラック・ジャック」
cinemacafe.net / 2024年7月1日 11時45分
-
聖マリアンナ医科大学病院の臓器提供施設連携体制構築による「Join」のドナー情報共有の迅速化 10カ月で2件の臓器提供を実施
PR TIMES / 2024年6月28日 18時45分
ランキング
-
1エアコンから嫌なニオイがします……原因と対処法が知りたいです【家電のプロが回答】
オールアバウト / 2024年7月25日 21時25分
-
2国立大「学費値上げ」議論過熱 物価高騰、私大からも「格差是正のため150万円に」の声
産経ニュース / 2024年7月25日 19時32分
-
3テレビ離れの小中高生にバカ受け…「27時間テレビ」で視聴率急伸した"5つの時間帯"の芸人とタレントの名前
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 10時15分
-
4「高血圧の薬」高齢者ほど飲むのをやめていい理由 「飲みきれない量の薬」服用する人に伝えたい解決法
東洋経済オンライン / 2024年7月25日 20時0分
-
5「コロナと夏かぜ流行中」何が起きているのか ワクチンを打っている人、打ってない人の違い
東洋経済オンライン / 2024年7月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)