【海外発!Breaking News】「ずっとお尻のニオイを嗅いでいた」 飼い主の肛門がんを愛犬が知らせる(英)
TechinsightJapan / 2023年11月23日 5時0分
イギリス在住のある女性は今年6月、ステージ3の肛門がんと診断された。出産から32年間、痔に悩まされてきた女性だが、5月頃から愛犬がしきりに臀部のニオイを嗅ぐようになったことから不安を感じ、医師の診察を受けることにしたという。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えている。
英サウス・ヨークシャーのチャペルタウンで暮らすリンジー・スウェイツさん(Lindsey Thwaites、51)は今年6月、ステージ3の肛門がんと診断された。
32年前に長男を出産してから痔に悩まされてきたリンジーさんは、5月中旬のある夜、トイレで下着とパジャマが血まみれになっていることに気付いた。
当初はただの不正出血だと思っていたが、それ以来、飼い犬のボーダーコリー“ブライアン(Brian)”がしきりに臀部のニオイを嗅ぐようになったという。
リンジーさんは、当時のことをこのように振り返っている。
「長男を出産後、ずっと痔に悩まされてきたのですが、痛い時もあれば気にならない時もあって、痛みや痒みが出た時にはクリームを使って治していました。でも最近は、症状がなかなか治まらず、しこりが大きくなる一方でした。そして今年5月に出血して以来、ブライアンがずっと私の後ろをついて回ってお尻のニオイを嗅ぐようになって…。普段は甘えたい時だけ寄ってくるのに、なぜか私から離れようとしませんでした。そんなブライアンの様子に何か嫌な予感がして、夫のデイヴ(Dave、69)に『犬はがんのニオイが分かるのよ。ブライアンは私に何か知らせているのかも…』と話していたのです。」
ブライアンの行動がきっかけとなり、家庭医(GP)を訪れたリンジーさんは、のちに婦人科専門医の診察を受けることになった。
だが医師からは「しこりは後ろから前へ向かっているため、婦人科疾患ではありません」と告げられ、詳しい検査を受けた結果、肛門がんであることが判明した。
「大腸肛門病専門医の診察の結果、肛門がんで膣壁、膣の筋肉、鼠径部のリンパ節に転移していることが判明しました。その事実を知った私は家に帰ってからも少し混乱していて一日中、泣き続けました。でもその夜は久しぶりにぐっすり眠れたんです。きっと病名が分かって安心したのかも知れません。翌朝、目が覚めた私は『がんと闘うんだ。そして打ち勝つんだ!』と心に誓いました。」
そのように語ったリンジーさんは、これまでジェソップ病院(Jessop Hospital)で数回にわたり化学療法と放射線療法を受けており、今月から再び化学療法を開始する予定だという。
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