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【海外発!Breaking News】川でワニに襲われた男性、噛みつき返して難を逃れる(豪)

TechinsightJapan / 2023年11月18日 5時0分

【海外発!Breaking News】川でワニに襲われた男性、噛みつき返して難を逃れる(豪)

先月、オーストラリア在住のある男性が川のそばで作業していたところ、体長3メートルを超えるイリエワニに襲われた。男性は突然の出来事にパニックになりながらも、ワニのまぶたに噛みつき、ワニから逃れることができたという。男性は皮膚の移植を行うほどの大怪我をしたが、命に別状はなかったそうだ。豪ニュースメディア『ABC News』などが報じた。

豪北部ノーザンテリトリー州で畜産業を営む60代のコリン・デヴェローさん(Colin Deveraux)は先月、フェンスを作るために近くのフィニス川へ向かった。その際、コリンさんは流れが引いて水溜まりとなった場所に魚が泳いでいるのを見つけた。

数歩足を踏み入れて魚を確認した後、水溜まりから出ようとしたその時、コリンさんの右脚に体長3.2メートルの大きなイリエワニが噛みついてきたのだ。ワニはコリンさんをぬいぐるみのように振り回し、水の中へ引きずり込もうとしたそうで、本人はのちにこう語っている。

「8秒くらいの出来事でした。最初は左脚でワニの肋骨部分を蹴ろうとしました。厄介な体勢だったのですがワニに噛みつくと、そこはまぶたの部分でした。非常に分厚くて、まるで革を噛んでいるかのようでしたね。」

ワニが怯んでコリンさんの右脚から離れた隙に、コリンさんは後ろに飛び退き、近くに停めていた車まで戻った。ワニは4メートルほど追いかけてきたそうだが、諦めたのかそれ以上追ってくることはなかった。

ワニに噛みつかれて怪我をしたコリンさんは、持っていたロープとタオルを使って止血し、兄弟の運転で「ロイヤル・ダーウィン病院(Royal Darwin Hospital)」に向かったそうだ。

命からがらワニから逃げることができたコリンさんだったが、噛まれた右脚の傷は酷いものだった。水溜まりにはガチョウやアヒルの糞が混ざった泥が溜まっていたため、傷口からバクテリアが入り込んで感染症を起こす可能性があったことから、コリンさんは10日間連続で傷を洗浄しなければならなかったという。

さらにコリンさんは、今月初めに皮膚の移植を受けることになった。幸いにも治療は上手くいき、「足の感覚も戻ってきた」とコリンさんは話している。1か月ほど入院生活が続いているものの、もうすぐ退院できるそうだ。

なお、コリンさんを襲ったワニは捕獲され、別のエリアに移動させられたと報道されている。コリンさんは、「もし右脚ではなく他の場所に噛みつかれていたら、違う結果になっていたと思います。これまで長い間、川の周辺のフェンスを修理してきました。今回のことがきっかけで、やるべきことを変えなければいけないと気がつきましたね」と話している。

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