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【海外発!Breaking News】アザラシが車の前で寝ていたため職場に「遅れます」と伝えた女性(豪)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年11月23日 20時55分

【海外発!Breaking News】アザラシが車の前で寝ていたため職場に「遅れます」と伝えた女性(豪)<動画あり>

いつもと同じ時間に家を出たのに、職場に遅刻してしまう理由として電車の遅延や道路の渋滞などが挙げられる。ところがオーストラリア在住のある女性は、巨大なアザラシが車の前で寝ていたため職場に向かうことができないというハプニングに見舞われた。このアザラシは地元のマスコット的な存在で、SNSではそのお茶目な姿が人気となっているという。豪ニュースメディア『The Chronicle』などが報じた。

予期せぬ場所でアザラシに遭遇したのは、豪タスマニア州のプリムローズ・サンズ地域に住むアンバー・ハリスさん(Amber Harris)だ。11月14日午前6時20分頃、アンバーさんは愛車に誰かが侵入したような音が聞こえてきたため目を覚ました。そして寝室の窓から外を見ると、なんと1頭のアザラシがアンバーさんを見上げていたという。

その後、アザラシはアンバーさん宅の郵便ポストを壊して玄関デッキの方に回り、好奇心から玄関ドアの内側をのぞき込んだ後、ガレージを探索してから車の前に居心地の良い場所を見つけて眠り始めたそうだ。アンバーさんは、アザラシがその場を動かない様子だと感じたため、職場の上司に電話して出勤が遅れることを伝えたという。

アンバーさんの朝の通勤を妨害したアザラシの正体は、ミナミゾウアザラシの“ニール(Neil、3)”であった。ニールは2020年に生まれて以来、プリムローズ・サンズ・ビーチで意気揚々と移動する様子や、海岸沿いの様々な場所で休んでいる姿が目撃されている。

タスマニアの海洋保護プログラムでは、ニール専用のInstagramアカウントを作成してその動きを追跡し、地域コミュニティーとその動向を共有している。道路で日光浴をしたり、ニールを保護するために設置されたカラーコーンで遊んだりしている様子などは、ネット上でも人気を集めて、ニールが地域住民から愛されていることが分かる。



まさか自宅の庭でニールを見るとは思ってもみなかったアンバーさんは、当時の心境をこのように語っている。

「すごいことだと思いました。でも600キロもあるアザラシが車の前にいるのだから、できることはあまりありませんでした。」

アンバーさんは、職場の人にこの状況を理解してもらうため、ニールの写真を撮影して送ったという。上司はアンバーさんからの知らせをユーモラスに受け止め、職場では楽しい話題となったそうだ。



アンバーさんは、食べ物でニールを誘い出して移動させようと試みたそうだが、海洋保護の専門家は「ミナミゾウアザラシは通常、休息と換毛のために3~4週間くらい陸上で過ごしますが、ニールには自分から庭を離れてもらうしかありません」と話しており、陸上で絶食をするミナミゾウアザラシを食べ物で引き寄せる方法はあまり効果がないと説明している。

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