【海外発！Breaking News】巨大な羊の像を見た牧羊犬、仕事をこなそうとする姿に周囲も笑顔に（英）＜動画あり＞

飼い主の指示に忠実で、手際よく羊を追いかけることができる牧羊犬。そんな牧羊犬としてトレーニング中のボーダー・コリーが街を散歩中、巨大な羊の像と遭遇した。明らかに普通の羊よりも大きかったが、ボーダー・コリーは吠えて羊を追い立てようとしていたのだ。あまりに一生懸命な姿に飼い主や周囲の人は笑ってしまったそうで、当時の様子を捉えた動画が話題を呼んでいる。英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。

イングランド北東部タイン・アンド・ウィア州クララ・ベール在住のポール・フリンさん（Paul Flynn、60）は先日、愛犬のボーダー・コリー“デイジー（Daisy、2）”と勤務先のダラムの街中を歩いていた。街ではイルミネーション・フェスティバル「Durham’s Lumiere light festival」が開催中で、様々な像が飾られていた。その中の1つに、高さ25フィート（約7.6メートル）の大きな羊の像があったのだが、この像を見たデイジーはすぐさま仕事モードに切り替わった。

当時の様子を撮影した動画には、ポールさんが「デイジー、こっちだ！」と羊の方へデイジーを案内すると、デイジーは自分よりもはるかに大きな羊の像を見上げながら、一生懸命に吠えていた。デイジーは左右に行ったり来たりしながら吠え続けており、どうにかして訓練通りに羊を移動させようとしていた。

明らかに大きすぎる羊を、偽物だと疑うことなく必死に追い立てようとするデイジーを見て、ポールさんは大笑いしたそうで、「デイジーはいつもちょっとしたお遊びをする、とても楽しい子なんです。ダラムの街の中心までリードを外して歩けるので、一緒に散歩を楽しんでいます」と明かしている。

デイジーは訓練中のため、完璧に羊を追い立てられるほどのスキルはまだないが、ポールさんは遊び心でデイジーに「行ってこい」と指示を出した。デイジーはすぐに羊の方へ走り寄ったが、最初は大きすぎる羊を見て不安な様子を見せていたという。ポールさんは、「不安を乗り越えて、プラスチックの像であることに気付いて欲しかったんです。けれどデイジーは羊の群れを集めるように走り始めたので、面白くて。もっとやるように促しました」と笑って当時を振り返った。



ポールさんはイースト・ダラム大学（East Durham College）のハホール・キャンパスで商業的農業の専攻長を務めており、今回大きな羊と遭遇したのは、通勤途中でのことだった。そして仕事を終えた帰りにもこの羊の像の前を通ると、デイジーは同じように羊に吠えて追い立てようとしたという。