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【海外発!Breaking News】腹部でハーブを燃やす治療で火に包まれた女性、重度の火傷は1年後も癒えず(タイ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年12月7日 14時45分

【海外発!Breaking News】腹部でハーブを燃やす治療で火に包まれた女性、重度の火傷は1年後も癒えず(タイ)<動画あり>

タイの首都バンコクにあるクリニックで昨年12月10日、モデルの女性Aさんが“パオヤー(Phao Ya)”と呼ばれるハーブを燃やす代替療法を受けたところ、胸や背中などに重度の火傷を負った。Aさんは現在も傷が癒えずに苦しんでおり、今月になって医師やクリニックを相手に訴訟を起こした。当時の衝撃的な動画とともに米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

タイの伝統的な“パオヤー(Phao Ya)”は、お腹の上にハーブを載せ、火をつけて燃やすことでハーブのエキスを肌に浸透させるという代替療法だ。火を燃やすことからバーニングマッサージなどとも言われ、消化器系の病気や月経痛、不眠症などに効果があるとされている。

そんなパオヤーの施術を昨年12月にバンコクで受けたAさんが今月初め、医師やクリニックを相手に訴訟を起こした。Aさんはハーブの火が身体に引火して重度の火傷を負い、現在も病院通いを続けている。

このたび公開された事故の動画では、Aさんのお腹の上にタオルに包まれたハーブが載っており、医師がハーブにアルコールをかけているのが見て取れる。その液体の量はかなりのもので、Aさんの枕元には一緒にクリニックを訪れていたボーイフレンドが治療の様子を見守っていた。

そして準備が整うと、医師は着火ライターを取り出してハーブに火をつけた。だがこの直後、Aさんの腹部に載せていたタオルや服に引火し、医師は手に持っていたタオルで火を押さえて鎮火を試みた。しかしAさんはあっという間に火に包まれ、悲鳴を上げながらベッドから転げ落ち、医師は部屋の隅に逃げてしまったという。



床の上で苦しむAさんの火を消し止めたのは、そばにいた彼とアシスタントスタッフで、タオルや枕を使っていた。カメラは受付係の女性が部屋に設置された洗面台の蛇口から水を出し、両手ですくって水をかける姿も映し出していたが、部屋には消火器の設置がなかったそうだ。



Aさんはこの事故で、背中の大部分や胸の下などに重度の火傷を負い、2か月以上の入院を強いられており、今月4日にタイ保健省に苦情を申し立てると、次のように述べた。

「幸運なことに私は感染症にかからなかった。治療には自身の保険を使っていますが、痛みが酷く、これまでに30万バーツ(約125万円)以上の治療費がかかっています。でもクリニックからの援助はなく、事故の傷は完全には癒えていないうえ、仕事にも影響が出ているのです。」

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