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【海外発!Breaking News】「隣の生徒は死に僕は生き残った」米銃撃事件から2年、「トラウマを乗り越えたい」と少年<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年12月12日 20時55分

するとイーサンは次に、キーガンさんにも個室から出てくるように指示し、恐る恐るドアを開けたキーガンさんはジャスティンさんが床に倒れているのを目にしたそうだ。

キーガンさんはその後、イーサンに「壁に向かって立つように」と言われたものの、「どうせ死ぬなら」とイーサンが銃を下ろした隙を見て全速力で逃げ出したという。

キーガンさんは当時のことを、「自分を守る術もなく、追い込まれた。でも『自分は生きたい』と願い、できるだけ速く走った。そうしてなんとかトイレから脱出したが、廊下のあちこちに生徒が倒れ、辺りは血の海だった。それを見て『何人かは死んだのだろう』と思ったが、とにかく外に出るまで走り続けた」と振り返る。

そしてそれ以来というもの、キーガンさんは経験したことがないようなトラウマに襲われるようになったそうで、このように明かした。

「あの日、ジャスティンの命は絶たれてしまい、自分の命が奪われる可能性もあった。彼が撃たれた時は、ショックと信じられない気持ちで打ちのめされた。そして、それは次第に恐怖に変わり、僕の心は悲しみで満たされた。」

「僕の代わりに亡くなったジャスティンには一生、感謝してもしきれない。またジャスティンの家族が悲しみに暮れているのに、自分だけが生き延びてしまったことへの罪の意識を感じることがある。」

キーガンさんはその後、悪夢にうなされて眠れぬ夜が続いたそうで、「この世の中に安全な場所はない」と恐怖に震え、人を信じることができなくなったという。また不安とトラウマに悩まされ、オックスフォードの学校には通えなくなってしまった。

そんな息子の姿を目の当たりにしたキーガンさんの母メーガンさん(Meghan)は、「息子はあの事件を生き延びた。でも帰宅したあの子の目を見た時、『それまでの息子とは違う』と気付いた。息子は抜け殻のようになり、まるで石だった。感情を持たない、完璧な石だった」と当時のことを語っており、それ以来というもの事件のことを考えない日はないという。

一家は最近、フロリダ州に引っ越したものの、家族全員がトラウマを抱え、キーガンさんは今もカウンセリングを受けているそうで、メーガンさんは「法廷でなんの感情も見せず、薄ら笑いさえ浮かべるイーサンを許すことはできない。少なくとも今はね」と語る。

そしてキーガンさんは、「イーサンは僕やオックスフォードのコミュニティから多くのものを奪った。彼が二度と、誰かを傷つけることがないようにして欲しい」と訴え、こんな希望を述べた。

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