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【海外発!Breaking News】同じ浜辺に打ち上がった2隻の“幽霊船” 不気味な姿が観光客を集める(ペルー)

TechinsightJapan / 2023年12月22日 17時43分

【海外発!Breaking News】同じ浜辺に打ち上がった2隻の“幽霊船” 不気味な姿が観光客を集める(ペルー)

南米ペルーで今年10月、錨が外れて港から海へ流れてしまった1隻の船が、2日後に浜辺へ打ち上がった。この漂流船を取り戻すために別の船が海へ出ていたが、故障によりコントロールを失い、約2か月後に同じ浜辺に打ち上がったという。約2か月という短期間で、偶然にも同じ場所に無人の船が2隻も打ち上がったという奇妙なニュースは地元で話題を呼び、多くの観光客が集まっていると、英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。

乗組員のいない2隻の“幽霊船”は、ペルーの首都リマの北部に位置する浜辺、プラヤ・ベンタニージャに打ち上がった。最初の船は“ゲレロ(Guerrero)”というはしけ船で今年10月、リマ沖に位置するサン・ロレンソ島の港に停泊していたが、錨が切れて海に流されてしまい、行方不明という報告が上がっていた。しかし2日後、同浜辺に流れ着いているのを発見された。

そして2隻目の船は、“クアン・タム(Quan Tum)”という船名で、この船は大型船などをロープでけん引するためのタグボートだった。クアン・タムはゲレロを発見、回収するために出航したものの、技術上のトラブルが発生してコントロールができなくなった。そして奇妙なことに、クアン・タムもゲレロが流れ着いた浜辺に漂着した。



ゲレロが流れ着いてからの約2か月間、打ち上がった大きな錆びた船を一目見ようと、多くの地元民や観光客が集まった。中には、船に登って船内を探検し始めた人もいたが、安全に関する懸念から船に近づかないように警告が出された。



同船の内部に入ったというインフルエンサーのソイ・DJさん(Soy DJ)は、「登るのはとても難しいです。古びたタイヤを使ってようやく登りました。甲板には小部屋がいくつかありますが、すべて錆びついていました。何もかもが汚れている状態でしたね」と船のひどい状況を説明し、強烈な臭いもあったと話している。続けて、「これは観光名所ではありません。船の部品が錆びているのは、非常に危険である要因の1つです」と注意を促した。

また、2隻目のクアン・タムには600ガロン(約2730リットル)の燃料が積まれていると報道されており、環境への影響も懸念されている。この状況を受け、地域政府や環境省らは船の所有者に対し、燃料が流出する前に船を撤去するように指示を出した。しかし、船の撤去には非常に高額な費用がかかる問題があるためか、船はまだ浜辺に放置されている。一向に状況が改善されず、頭を抱えた同浜辺の南部にあるカオヤ港の責任者は、先月30日に環境問題の専門検察局へ苦情を申し立てた。

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