【海外発!Breaking News】マクドナルドで勤続53年「レジェンド」と呼ばれる75歳おばあちゃん(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2023年12月31日 20時55分
米フロリダ州のマクドナルド店舗で働く75歳の女性が、勤続53年を迎えたことで話題を呼んでいる。1970年からマクドナルドで働き始めた女性は、「一度も他の仕事に変えたいと思ったことはない」と話す。女性はまだ退職するつもりはないそうで、今もマクドナルドでの仕事を楽しんでいるという。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
勤続53年という驚きの記録を打ち立てたのは、米フロリダ州フォート・ピアースのマクドナルド店舗で働くバーバラ・クレーマーさん(Barbara Cramer、75)だ。1970年、ニュージャージー州から引っ越してきて仕事を探していたバーバラさんは、教育委員会の仕事に応募したが、同時にマクドナルドにも履歴書を送っていた。そして先に連絡が来たのが、マクドナルドだった。
ここから、バーバラさんのマクドナルドにおける長い歴史が始まった。複数の店舗で働いてきたが、ほとんどの勤務をアメリカ国道1号線沿いの店舗と現在働いている店舗で行ったそうで、最初の夫と2人目の夫もマクドナルドの店舗で出会ったという。2人の夫は既に亡くなっているが、マクドナルドはバーバラさんの人生にも影響を与えていた。
米国労働省労働統計局の2022年の報告書によると、アメリカ人が現在勤めている会社の勤続年数の中央値は4.1年だったそうだ。この数値と比較すると、バーバラさんの53年という勤続年数の重みがよく分かる。同僚たちはこれほど長く働き続けるバーバラさんを、「マクドナルド」と「レジェンド」を組合せて“マクレジェンド(McLegend)”と呼ぶ。
そして今月20日、店内に風船や写真、ケーキを用意して、バーバラさんの勤続53年を祝うパーティーが行われた。バーバラさんが働く店舗のオーナーであるリッキー・ウェイドさん(Ricky Wade)は、「この特別な瞬間を一緒にお祝いすることができて光栄です。バーバラさんが私たちのチームの一員であることを誇りに思います」と言葉を贈った。
お祝いの席で勤続53年についての心境を聞かれたバーバラさんは、「私の全てですよ」とこれまでの長い歴史を振り返り、涙ぐみながら話した。
バーバラさんは今後、“セミリタイア”として、勤務時間を減らすことを考えているという。しかしそれはまだ先の話で、今のところ完全に仕事を辞める気はないそうだ。
なおテックインサイト編集部では店舗オーナーのリッキーさんに、バーバラさんが同僚たちに与えた影響について、また勤続53年を祝うパーティーでの印象的な出来事などをうかがうべく取材を申し入れている。
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