1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【海外発!Breaking News】娘の髪を剃り「がんの闘病中」と偽った母親、寄付金を騙し取り逮捕(米)

TechinsightJapan / 2024年1月13日 16時43分

【海外発!Breaking News】娘の髪を剃り「がんの闘病中」と偽った母親、寄付金を騙し取り逮捕(米)

今月8日、健康なはずの娘をがん患者に仕立て上げ、寄付金を騙し取った母親が逮捕された。母親は作り上げた娘の症状をインターネットでシェアして寄付金を募っており、家族や友人を含めた大勢の善意を踏みにじった。しかも母親は、闘病中であることを偽るために娘の髪の毛をすべて剃っていたという。米ニュースメディア『CNN』などが伝えた。

米オハイオ州ノーブル郡保安官事務所は今月4日、「詐欺の疑いがある」という連絡を受けて捜査を開始した。情報によると、同州プレザント・シティ在住のパメラ・リード(Pamela Reed、41)が、娘アディ・レイちゃん(Addey Rae、7)はがんを患っているうえに、右目の視力がないことを通学している小学校「Shenandoah Elementary School」に伝えていた。

アディちゃんの症状を知った地域の人々は、複数の地元団体と協力して医療費をカバーするために募金活動を行った。また、一部の団体は治療費の支援として8000ドル(約115万円)を寄付していた。

学校側もアディちゃんの体調を心配したが、校内で視力検査を行った際、アディちゃんの検査結果に違和感を覚えた。さらに、アディちゃんがこの1年間で280日以上欠席していたことも気になり、担当医に確認した。すると、「アディちゃんはがんではないですし、過去にそういった病歴もありません」と驚きの回答が返ってきた。

パメラは、「今後、治療の一環として皮下埋め込み型ポート(中心静脈カテーテルの一種)を体内に埋め込む予定です」と学校に伝えており、その他がんに関する多数の書類を学校に提出していたが、担当医によるとこれらの書類はすべて偽物だった。



こうした悪事が明るみに出たことで、ノーブル郡保安官事務所はパメラに事情聴取を行った。当初のパメラは容疑を否認していたが、アディちゃんはがんではないことや処方箋などの書類を偽装したこと、必要のない発作薬を飲ませていたことなどの事実を認めた。

パメラがFacebookなどで公開していた写真には、髪の毛がなく、鼻からカテーテルを通した状態で病院のベッドに座るアディちゃんの姿も写っていた。アディちゃんの髪の毛は治療のせいで抜け落ちたのではなく、がんの治療をしていると偽るためにパメラが剃ったという。パメラは調べに対し、がんをでっちあげた理由を「結果として得られるサポートを気に入ったから」と述べている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください