【海外発!Breaking News】ネズミ型のコンクリートのくぼみを歩道で発見 SNSで人気となり“巡礼地”に(米)
TechinsightJapan / 2024年1月14日 20時55分
アメリカには数え切れないほどの観光スポットがあるが、シカゴで何の変哲もない住宅地に昼夜問わず多くの人が訪れるようになった。きっかけは、あるアーティストがXにコンクリートの歩道にあるネズミの形をしたくぼみの写真を投稿したことだった。米メディア『New York Post』などで伝えられたこのニュースについて、テックインサイト編集部ではくぼみの写真を投稿したアーティストに直接話をうかがった。
米イリノイ州シカゴを拠点にアーティストとして活動するウィンズロー・ドゥメインさん(Winslow Dumaine)が現地時間6日、Xに写真を投稿したところ、これまでに500万回以上の表示回数を記録した。写真にはコンクリートの歩道にネズミの形にくぼんだ穴があり、その日は雨だったのかくぼみの部分に水が溜まっていた。
ウィンズローさんはこの日、シカゴ市内にある住宅地「ロスコー・ビレッジ」を歩いていたところ、コンクリートの歩道にまるで粘土に押し付けられたようなネズミ型のくぼみを発見した。どうやらコンクリートで舗装している最中に、ネズミがまだ柔らかいコンクリートに押し付けられて、そのまま形が残ったようだ。
ウィンズローさんは、投稿に「“シカゴのネズミ穴”を巡礼せざるを得なかった」と言葉を添えており、このくぼみを作ったネズミに何があったのか興味をそそられた人が大勢いたようで、このような声が寄せられた。
「まるで型押しした化石みたいだ。未来の科学者たちは、化石がなくてもこれでネズミが何なのか知ることができるね。」
「そこでネズミが死んでしまったと分かっていても、妙に可愛く感じるよ。」
「小さな指の形のくぼみが残っているって、すごいね。」
中には、この場所を探し当ててくぼみにお賽銭を入れる人や、くぼみの横に小さな花束を添えた写真とともに「毎日を最後の日だと思って生きていこう」と投稿する人もいた。ウィンズローさんの投稿した1枚の写真によって、静かな住宅地は一夜にして“シカゴのネズミ穴”の巡礼地となってしまったようだ。
実はこの“シカゴのネズミ穴”、地元の人によると20年も前からあるという。近所に住むシンディ・ネルソンさん(Cindy Nelson)は、この穴を作った主について、以前近くにあった大きな木から落ちたリスだと主張している。また地元では、この穴は「リル・スタッキー(Lil Stucky)」と呼ばれているそうだ。
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