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【海外発!Breaking News】「あと少し発見が早ければ」2歳男児、心臓発作で亡くなった父親に寄り添ったまま餓死(英)

TechinsightJapan / 2024年1月19日 5時0分

【海外発!Breaking News】「あと少し発見が早ければ」2歳男児、心臓発作で亡くなった父親に寄り添ったまま餓死(英)

英リンカンシャー州のアパートで今月9日、60歳の父親と2歳の息子の遺体が発見された。父親の死因は心臓発作で、一人残された息子は遺体に寄り添うようにして餓死した。悲劇のニュースを英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。

英リンカンシャー州スケグネスのアパート1階で9日午後3時25分頃、ブロンソン・バタズビー君(Bronson Battersby、2)が父ケニスさん(Kenneth、60)の遺体に寄り添うようにして亡くなっているのがソーシャルワーカーによって発見された。

息子と2人暮らしだったケニスさんは心臓発作を起こして死亡し、飲食ができなくなったブロンソン君は重度の脱水症状を起こしたうえ、餓死したという。

ブロンソン君の生きている姿が最後に確認されたのは昨年12月26日のことで、近隣住民が親子の様子を見にいったところ、家の中から手を振っていたという。この住民は翌27日、ケニスさんから「お心遣いをありがとう。あなたの行為は私とブロンソンにとってはとても意味があることなのですよ」と感謝を伝えるメッセージを受け取っており、ソーシャルワーカーもこの日、ケニスさんとメールで連絡をとっていた。メールは今月2日の訪問を確認するもので、これがケニスさんとの最後のやり取りとなった。

検死の結果、ケニスさんが亡くなったのは早くて12月29日であることが判明しており、今月2日にソーシャルワーカーが親子を訪ねた時は、応答がなかったという。ソーシャルワーカーは敷地内に強制的に立ち入ることが法的に禁止されていたため、担当者はその日、ブロンソン君が滞在している可能性がある他の場所に問い合わせをし、警察に連絡した。

そして2日後の4日、ソーシャルワーカーは再び親子を訪ねたが応答がなく、警察にその旨を伝えていた。ソーシャルワーカーが家主に許可をもらい、家の鍵を開けたのは3度目の訪問の9日のことで、床の上に横たわる親子を発見したのだった。



そして2人の死因が判明したのは16日のことで、英ニュースメディア『Daily Mail Online』は17日、「親子の真上に住む女性が1日朝4時頃、ブロンソン君の声を聞いていた」という新たな証言を伝えていた。

女性によると、ブロンソン君はまるで寝ている父親を起こすかのように「ダディ、ダディ」と何度も叫んでいたそうで、キッチンの鍋やフライパンがぶつかり合うような音も聞いたという。女性は当時、「きっと親子の飼い犬が食べ物をあさっているのだろう」と思ったそうで、「それ以来、下の階から物音は聞こえなくなった」と明かしていた。また近隣の女性が警察に証言したところによると、ケニスさんは大晦日、飼い犬に向かって大声で何かを叫んでいたそうで、これらが事実だとすれば、ブロンソン君はソーシャルワーカーが最初に訪問した前日までは生存していたことになる。

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