【海外発!Breaking News】ペットだったサル、野生に返すリハビリをした男性を2年ぶりに見つけ優しくハグ(ボリビア)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年1月23日 5時0分
「マイカのリハビリは“一生忘れることがない思い出”として記憶していてね。多くの時間を過ごしたマイカや他のサルたちとの再会には心躍らせたよ。サルというのは頭がいいから、『彼らはきっと、私のことを覚えていてくれるだろう』と思っていたんだ。ただ、あれから2年も経っていたし、『嫌がることなく、自分のそばに来てくれるだろうか』という不安はあった。」
ところがその日、カメラを抱えて座っていたケイシーさんを見つけたマイカは、そんな心配を一蹴する驚きの行動に出た。
「私を見つけたマイカは、木の上から降りてきて歩み寄ってきた。そして温かい“ウェルカム”のハグをして、妊娠中のお腹を見せてくれたんだ!」と明かすケイシーさん。当時の動画では、マイカが長い両手をケイシーさんの肩に回し、顔を胸にうずめるのが見て取れ、ケイシーさんは嬉しそうに微笑むと優しくキスしている。
ケイシーさんはこの瞬間、「マイカが幸せに、そして自由に暮らし、野生の群れに貢献できるような存在になっていることに気付いて胸がいっぱいになった」と明かしており、思わず涙がこぼれたという。
そしてこの時の動画をSNSに投稿したところ、次のような声が寄せられた。
「こんなに賢く素晴らしい動物たちをケージに閉じ込めて飼うなんて、野蛮。野生動物は自然の中にいるのが一番よ。」
「なんて美しい関係なのだろう。」
「野生動物のリハビリは決して楽な仕事ではない。ありがとう。」
「動物たちは心が純粋な人が分かるんだよ。」
「マイカはあなただったから安心し、そばに来てハグしたのよ。」
ちなみにマイカは、ボリビア北部に生息するペルークロクモザル(Black-faced black spider monkey)と思われ、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、近い将来野生絶滅の危険が高い種である「絶滅危惧IB類(EN)」に指定されている。ケイシーさんは動画の大きな反響に驚きつつも、次のようにコメントした。
「この動画を見たからといって、『クモザルはいいペットになる』と考えないで欲しい。マイカのような野生動物を相手に何年も仕事をしてきても、噛まれたり傷つけられたり…ということを避けることはできないし、飼い主の手に負えなくなったエキゾチックな動物は、我々のようなサンクチュアリーでの長いリハビリが必要になるのだから。だからどうか違法な野生動物取引ではなく、我々のようなサンクチュアリーへの支援をお願いしたい。」
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