【エンタがビタミン♪】昭和の時代なら松本人志は許された? モト冬樹「こんなことで貴重な才能が失われるのはちょっと残念」
TechinsightJapan / 2024年1月23日 18時29分
タレントでミュージシャンのモト冬樹(72)が、ダウンタウン・松本人志(60)に関する一連の報道についてブログで私見を述べている。自身がコミックバンド「ビジーフォー」のメンバーとして人気を博した昭和の時代を振り返り、『座頭市』で一世を風靡した昭和の名優・勝新太郎さんの「パンツ事件」を引き合いに出して説明している。
モト冬樹は22日のオフィシャルブログで「松本人志君の問題」と題し、「芸やアートに才能がある人にそれと同等の人格を求めること事態 無理な話」(原文ママ)と持論を展開している。もし犯罪にあたる場合は相応の償いをしなければならないが、それはあくまでも松本人志個人の問題であり、社会問題ではないと綴っているのだ。
何より「こんなことで、貴重な才能が失われるのはちょっと残念」とあるのは、一部で報道されたように、松本がこのまま引退してしまうのではないかという危機感をモト冬樹も抱いているのだろう。そして、芸能人にも「普通の人以上のモラルを求める時代になっちゃったんだよな」と嘆き、1997年(平成9年)に65歳でこの世を去った勝新太郎さんのある事件を例に出して、昭和の時代を懐かしんでいる。
勝さんは1990年1月、ハワイのホノルル空港で下着の中に大麻とコカインを隠し持っていたとして現行犯逮捕された。そして、ハワイで開かれた記者会見で「なぜ、パンツの中に入っていたか分からない」、「今後は同様の事件を起こさないよう、もうパンツをはかないようにする」などと発言した。その後、勝さんは日本で逮捕、勾留されることを恐れ、1年4か月もハワイに居座った。帰国する際には「総理大臣の代わりはいても、俺の代わりはいない」と報道陣に向かって豪語し、裁判で懲役2年6か月執行猶予4年の有罪判決を受けた。しかし芸能界を引退することはなく、舞台『夫婦善哉・東男京女』で結婚後初めて妻・中村玉緒と共演するなど役者人生を全うした。
松本人志が22日、飲み会で性的行為などを強要したとの疑惑を報じた「週刊文春」の出版元・文芸春秋への名誉毀損による損害賠償などを求め、東京地裁に提訴したことが明らかになった。一般的には一審まで1~2年、最高裁まで行くと5年ほどかかると言われており、その期間を完全休業すると、たとえ裁判に勝訴しても芸能界への復帰がかなり難しくなるという見方も少なくない。
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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