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【海外発!Breaking News】遺言を書き換えた高齢女性 4億円超の財産すべてをペットに相続させることに(中国)

TechinsightJapan / 2024年2月1日 17時49分

【海外発!Breaking News】遺言を書き換えた高齢女性 4億円超の財産すべてをペットに相続させることに(中国)

中国在住の女性が、4億円を超える財産をすべて愛犬や愛猫に相続させるとした遺言を作成し、話題を呼んでいる。もともと3人の子どもに遺産を相続させるつもりでいたが、体調を崩した際に誰も面倒を見に来てくれなかったことから、女性は唯一の癒しとなったペットたちに財産を残すことを決めたという。女性の決断には、「私も同じことをすると思う」などと共感の声もあがっているようだ。香港のニュースメディア『South China Morning Post』などが伝えている。

莫大な財産を愛犬と愛猫にすべて相続させることを決めたのは、中国上海市在住のリュウさん(劉)だ。年齢は明かされていないが、高齢のリュウさんは数年前に遺言を用意していた。3人の子どもを持つリュウさんは、3つの不動産を含む2000万中国人民元(約4億1620万円)に相当する資産を子どもたちに相続させる旨を遺言書に記載していた。

ところが、リュウさんが体調を崩して療養していた頃、子どもたちはリュウさんの身の回りの世話や見舞いなどをせず、連絡もしなかった。飼っていた愛犬や愛猫だけが心の拠り所になっていたそうで、子どもたちの態度に納得できなかったリュウさんは、遺言を書き換えることにした。

新しい遺言にてリュウさんは、財産のすべてを愛犬や愛猫、さらにその子孫に相続させ、自身の子どもたちには一切相続をさせないと宣言したのだ。

リュウさんは遺産をペットたちに直接相続させたかったそうだが、中国の法律ではペットが飼い主の遺産を相続することはできないという。しかし、遺産管理人を決めてペットの世話を委託することは可能とのことだ。リュウさんは自分が亡くなった後、すべての遺産を地元の動物病院に寄付し、獣医を遺産管理人に任命してペットたちの世話をしてもらうことに決めた。



中国遺言登録センターのチェン・カイさん(陳凱)は、「その方法であれば完全に合法で、もしそのお金が約束通りリュウさんのペットのために使われなかった場合、動物病院は相応の法的責任を問われることになります」と見解を示した。

また、中国遺言登録センター中国東部支部の職員は、「私たちはリュウさんに、最終的な遺言を決める前にすべての財産を動物病院に渡してしまうという危険を冒すことがないように警告し、『子どもたちがあなたへの態度を改めたら、いつでも遺言を書き直すことができますよ』ともお伝えしました」と話している。

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