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【海外発!Breaking News】パスポートや航空券なしでロンドンからニューヨークへ 空港セキュリティの甘さに批判の声(英)

TechinsightJapan / 2024年2月14日 20時55分

パスポートや航空券も持たずにロンドンからニューヨークにやって来たクレイグは、アメリカの警察に逮捕された。チャーター機でイギリスに送還され、クリスマス当日の午後8時にヒースロー空港に到着したクレイグは、複数の航空法に違反したことでイギリスでも逮捕され、バークシャー州レディングにある精神科病院で隔離された。

ところがクレイグは同病院から脱走し、先月22日にアクスブリッジ治安判事裁判所で行われた法廷審問にも出廷しなかったため、逮捕状が発行された。テムズ・バレー警察は先月30日に、“緊急捜索中の行方不明者”としてクレイグの顔写真などを公開し、身柄確保のための情報提供を呼びかけた。クレイグはロンドンのトッテナム・コート・ロードでATMから200ポンド(約3万7700円)を引き出しているところを防犯カメラに捉えられ、先月31日よりロンドン警視庁に捜査権限が移った。そして今月12日、ロンドン警視庁は英ニュースメディア『The Sun』に対し、クレイグは逮捕されて現在、拘留中であると明かした。

英内務大臣のジェイムズ・クレヴァリー氏(James Cleverly)は、「こんな事態が起こるなんて、唖然としますよ。誰かがクビになるでしょうね。『テロリストが発見されずに搭乗していたら』と考えるだけでぞっとしますよ。今回の件はヒースロー空港と国境警備隊にとって大恥ですし、ブリティッシュ・エアウェイズにとっても良い印象はありません。スタッフたちはいい加減な仕事をして、自分の仕事をきちんと遂行しなかったのです」と非難している。

さらにジェイムズ氏は、「アメリカの政府関係者は激怒しており、なぜこのようなことが起きたのか、真相を知りたがっています。彼は複雑なセキュリティシステムをかいくぐるために壮大な計画を立てたわけでもなく、単に前の搭乗客の後について行っただけなのですよ」と語った。

ヒースロー空港の広報担当者は、「空港の制限区域に行く人は、セキュリティチェックの対象となります。現在進行中の当局の捜査に協力しています」とコメントしており、ブリティッシュ・エアウェイズの広報担当者も、「当局の捜査に協力しています」と述べた。

今回のニュースを見た人々からは、「パスポートもなしに保安検査などを通過できたなんて、とても信じられない」「ブリティッシュ・エアウェイズは搭乗券やパスポートをチェックする義務があるのに、それをしなかったのは良くない」「セキュリティの過失なのに、なぜこの人が逮捕されないといけないの?」「セキュリティの無能さを証明したこの男には、メダルが贈られるべき」「どうしてこんなことが見逃されてしまったんだ?」などと、様々な声が寄せられた。

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