【海外発！Breaking News】裏庭でピューマに襲われた飼い犬、衝撃映像に驚愕（米）＜動画あり＞

米カリフォルニア州ロサンゼルス郡ラ・バーンの塀に囲まれた住宅地（ゲーテッドコミュニティ）で10日夜、裏庭にいた飼い犬がピューマ（マウンテンライオン）に襲われた。幸運にも犬は無事だったが、飼い主は当時の衝撃的な監視カメラの映像を公開し、近隣住民に注意を呼びかけた。米ニュースメディア『ABC7 Los Angeles』などが伝えた。

スティーブさんとニコールさん夫妻が住むロサンゼルス郡ラ・バーンのマウンテン・スプリングスは緑豊かで、クマ、コヨーテ、ガラガラヘビ、ピューマなどの野生動物が多数生息している。

今月10日午後9時少し前のこと、夫妻がテレビを見ていると、裏庭から甲高い鳴き声がすることに気付いた。

当時、飼い犬でジャイアント・シュナウザーのメス“ホーリー・ジョーリー（Holly Jolly、3、以下ホーリー）”が就寝前のルーティンで裏庭に出ていたが、ニコールさんは「鳴き声はテレビから聞こえる音」と気にせずにいたという。

一方でスティーブさんはというと、「あの声はホーリー。きっと裏庭でスカンクでも見つけていたずらしているのだろう」などと思いながら重い腰を上げた。ところがホーリーのあまりにも尋常でない声に驚き、慌てて外に飛び出した。

当時の監視カメラの映像では、ホーリーと向かい合ったピューマが唸り声を上げ、逃げようとするホーリーの首を狙って襲いかかるのが見て取れる。

ピューマは体重約42キロ（93ポンド）のホーリーとそれほど大きさは変わらないが、首に噛みついて離そうとせず、脚で押さえつけられたホーリーはなんとか逃げようともがいている。



そしてスティーブさんが少し離れた場所から何度か大声を上げると、ピューマは一瞬怯み、ホーリーはその隙に逃げ出した。

スティーブさんがホーリーのもとに駆けつけた時にピューマの姿はなかったそうだが、襲撃は1分にも及び、ホーリーは多数の咬み傷や切り傷を負って何針も縫わなければならなかったそうだ。

それでもニコールさんは、「ホーリーはファイター。もう大丈夫よ。それに今はたっぷりのトリーツと愛情、注目を一身に受けて楽しんでいるの」と笑い、怪我が日に日に癒えていることを明かした。



なお襲撃から20分後、ピューマは夫妻の裏庭に戻ってきたそうで、監視カメラには芝の上に落ちていたホーリーの首輪のニオイを嗅ぐ個体の様子が映っていたという。

夫妻はこの一件後、夜間は必ずホーリーに付き添って裏庭に出るようにしているそうで、スティーブさんは「この動画を見てもらい、近所のみんなには『自分と大きさが同じくらいの犬を襲う、大胆不敵なピューマがいる』ということを知ってもらいたい」と述べた。また、近隣に住むレスリー・シモーネさん（Leslie Simone）は「コヨーテや他の動物の心配は常にしていたけど、ピューマというのは初めてよ」と驚きを隠せず、「これからは気を付けなくてはいけないわ」と語っている。