【海外発！Breaking News】イタズラ動画を投稿した16歳少年 停学処分も反省なし「僕はまだ子どもなのに…」（豪）＜動画あり＞

オーストラリアで度を超えたイタズラ動画を撮影した16歳の少年が、学校から停学処分を受けた。少年は、ボートで友人の誕生日を祝っていた人々に向けて橋の上から牛乳をかける様子を撮影して、SNSに投稿していた。楽しい時間を台無しにされた人々は怒り心頭で、少年が在籍する学校を突き止めて連絡したという。停学処分を受けた少年は、「僕はまだ子どもなのに、僕の人生を台無しにしないでくれ」と発言し、反省の色を見せていないことを豪ニュースメディア『News.com.au』などが報じた。

問題のイタズラは先月27日、豪ビクトリア州メルボルンを流れるヤラ川で起こった。この日、ヴェロニカ・バージェスさん（Veronica Burgess）は友人の誕生日を祝うため、「GoBoat」という会社からボートを借りてプライベートクルーズを楽しんでいた。

ボートに設置されたテーブルを囲んで飲食を楽しんでいたが突然、上空から牛乳が降りかかってきた。それも数滴という量ではなく、ボトル1本分の量がヴェロニカさんたちのボートに降り注いだ。

ヴェロニカさんは自身のTikTokアカウントに当時の動画を投稿したが、テーブルの上に並んだフルーツやクラッカー、バッグなども牛乳まみれとなり、使用していたBluetoothスピーカーも牛乳で濡れてしまい、振り払う様子が映っていた。



これは16歳の少年がイタズラ動画を撮影するためにした行為で、彼は自身のSNSにその動画を公開した。また少年は他のボートに対しても同様のイタズラをしており、中には卵を投げつけることもあったという。

ヴェロニカさんは投稿で、「私たちの一日を台無しにしたこの子を見つけ出したい」と言葉を添えていた。ヴェロニカさんや少年の動画は瞬く間に拡散され、予想以上に炎上してしまったことを受けてか、少年は自身の投稿を削除している。

しかしせっかくの一日を台無しにされたヴェロニカさんの怒りは収まらず、少年が学んでいる学校「Melbourne Grammar School」を特定し、問題の動画を送って苦情を申し立てた。



学校は事態を重く受け止め、この少年を停学処分とし、その他に罰則措置、賠償、謝罪、カウンセリングなどの対応を行うことになった。

同校のフィリップ・グリュッツナー校長（Philip Grutzner）は、「私たちは少年の行為が容認できるものではないという見方を持ち続けており、今回の件を深刻に扱っています。イタズラは学校の管轄外で起きたものですが、私たちは学生たちが自分の行動に責任を持ち、他者への敬意と配慮の重要性を理解できるように日々努めています」とコメントした。