【海外発!Breaking News】ストレスが原因か アニマルショーの最中、クマがトレーナーに襲いかかる(中国)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年2月28日 12時57分
中国で行われたアニマルショーの最中、クマがトレーナーに襲いかかり、当時の動画が公開されると多くの人を震え上がらせた。クマは前足で突然、トレーナーに掴みかかっており、観客席からは悲鳴が上がったという。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えている。
中国・浙江省湖州市にある観光レジャー施設「太湖ドラゴンドリーム楽園(太湖龙之梦乐园)」で現地時間13日、園内で行われていた動物を使ったショーの最中にツキノワグマ“ションション(Xiong Xiong)”がトレーナーの男性に襲いかかる事故が起きた。
当時、ショーではションションが2人のトレーナーと一緒にダンスをしたり、玉乗りをして観客を楽しませていた。ところがションションは突然、トレーナーの男性に飛びかかって地面に押し倒すと猛攻撃したのだ。
もう一人のトレーナーが慌ててションションを引き離そうとするも、その巨体はびくともせず、そのまま攻撃が続いていた。中国のニュースメディア『网易』によると、のちに5、6人のトレーナーがやって来て、ションションが男性を解放するまで殴ったり蹴ったりして、最終的に檻に入れることができたという。
襲われた男性の怪我の状態については明らかになっていないようだ。なお『网易』の2022年9月7日の記事では、同園のアニマルショーについて「動物への虐待が問題視されている」と伝えていた。
その記事によると、ショーでは数頭のゾウが後ろ脚で2本立ちさせられた状態で縄跳びをするような無理な動きをさせられていたという。また、ショーのボランティアスタッフの証言により、メスのトラの前脚の関節部分の毛が抜け落ちて肉が露わになっていたにもかかわらず、トレーナーが鞭を使って調教し、目隠しをして輪くぐりをする訓練が行われていたことも分かっている。
現在、ツキノワグマは絶滅の恐れのある野生動物として国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに記載され、その中でも絶滅の危険性が高い「危急種(vulnerable)」とされている。そのため、米オレゴン州を拠点とし、動物が直面している脅威について社会の意識を高めることを目的として、アジアおよび世界中の動物法と政策の問題に関する情報を提供している「アジア動物法研究所(Institute of Animal Law of Asia)」では、サーカスへの動物出演を法律で禁止するように求めている。
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