【海外発!Breaking News】胸毛、脇毛、すね毛も隠さぬ女性 「ありのままが美しい」と前向きな姿が人気に(カナダ)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年2月29日 20時55分
11歳の時に「自分は毛深く、他の人とは違う」と気付いた女性(27)はそれから10年以上、人目を気にしてムダ毛を処理した。ところが2019年、20代前半だった女性は「ありのままの自分を受け入れよう」と決意。SNSでビキニ姿も披露し、胸毛、脇毛、すね毛などを惜しみなく見せ、多くの人をインスパイアしている。ボディポジティブな話題をネットメディア『Tyla』などが伝えた。
カナダ、ケベック州モントリオールに住むエステル・カリクステ=ベアさん(Esther Calixte-Bea、27)は、自身のことを「芸術家兼ボディー・ヘア活動家」と呼んでいる。キャンバスに向かって絵を描くのはもちろん、SNSでは「クイーン・エステル(Queen Esther)」または「クイーン・エシエ(Queen Esie)」の名を使い、脇の下、顎、胸、背中、脇、すねなどに生える毛を隠さずに晒しているためだ。
そんなエステルさんが最初に「自分は人と違う」と気付いたのは11歳の頃で、当時のことを「友達が私の毛深いお腹を見てとてもショックを受けてね。ポジティブとはいえない反応を見た瞬間に『体毛が生えていることは普通ではない。これからは剃らなくちゃ』と思ったの」と振り返る。学校はモントリオールの中心から数分のところにあり、隣人はほとんどが白人という環境で育ったそうで、「毛深いことはかなりの重荷だった」と明かし、こう続けた。
「長い時間をかけて剃毛しても、その2日後にはまた生えてくるの。だから毛を剃るのが嫌で、そのうち泳ぎにいくのを止めてしまったわ。それに自己処理をすることで皮膚を傷つけてしまい、皮膚の内部で毛が成長する埋没毛にも悩まされるようになったの。」
エステルさんは当時、胸元のシャツを引っ張り上げ、胸毛がきちんと隠れているかどうかを常に確認し、「誰かに胸毛を見られたらいじめられる」と怯えていたという。そうして浅黒い肌を火傷させてしまう恐れがあるレーザー脱毛には手を出さなかったものの、ワックス処理、電気脱毛などあらゆる方法を試してきた。しかし10年以上もムダ毛処理を続けた結果、体毛がさらに濃くなり頭を抱えるようになった。
実はエステルさん、「自分の毛深さは遺伝によるもので、祖先は西アフリカ、コートジボワールのウェ族」ということを後で知ったという。同国では、植民地化される前は「女性の体毛は成熟と女性らしさの象徴で美しいこと」と考えられていたようで、そのうち「毛深いことは恐れるべきことではない。それを受け入れよう」と思うようになったそうだ。
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