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【海外発!Breaking News】「あまり会いに来てくれなかった」孫5人、わずか9,500円の遺産相続に激怒し訴訟起こす(英)

TechinsightJapan / 2024年3月8日 16時41分



5人は訴訟で、2018年の遺言書は病気の祖父が叔父のテレンスさんに脅迫されて作らされ、遺言を強制されたと主張した。また、晩年のフレデリック・シニアさんを介護してきた叔母のスーザンさんに関しては、祖父に対して「不当な影響力」を及ぼしていたと非難した。

姉妹側の証人も「故人は、テレンスさんとスーザンさんのどちらか一方、あるは両方から金銭を要求された」、「テレンスさんが故人に身体的暴力を振るったという話を聞いた」、「故人は晩年、息子のテレンスさんを怖がっていたようだ」と証言していた。

数年を要した裁判であったが、現地時間2月26日にジェームズ・ブライトウェル裁判官(Master James Brightwell)は、2018年の遺言書について「理にかなっている」との判決を下した。

判決でブライトウェル裁判官は、「2015年に父親が亡くなって以来、娘5人が祖父とあまり会っていなかったことを踏まえ、2018年の遺言書は筋の通ったものだと判断した」と述べた。

また、「テレンスさんがフレデリック・シニアさんに何かを強制したり、スーザンさんがコントロールしていたとする証拠は、説得力に欠けていた」と続けた。

病院に入院していることを知らされていなかったため、5姉妹は面会に行かなかったが、それは入院の頻度が高かったためであり、また「いずれにしても当事者間の連絡が途絶えていたため」だと裁判官は断じた。姉妹は“失望した”祖父をごくたまに短い訪問をするだけだった一方、祖父は息子のテレンスさんとは親しく良い関係で、スーザンさんは彼のフルタイムの介護者だった。

フレデリック・シニアさんは特に、曾孫娘の1人の結婚式の際に連絡が取れなかったことを腹を立てており、「ウエディングケーキの1つも送られてこない」と不満を言っていたという証言もあった。

裁判官は5姉妹の訴えを棄却したが、「だからといって、本質的に仲間はずれにされたことに落胆する原告の気持ちが理解できないわけではない」と述べ、「遺言者の子が遺言者より先に死亡している場合、遺言者は遺留分をその子の子に等しく相続させるべきという見解もある」と彼女らの心境を慮った。



なお、ある関係者は、5姉妹の母でフレデリック・ジュニアさんの妻アンさん(Ann)が判決に対し「亡くなった夫がまだ生きていたら、娘たちがこのように相続放棄されたことに絶対に憤っていただろう。これでは夫が浮かばれない」とこぼしていたと英ニュースメディア『Daily Mail Online』に独占的に語った。この人物は「裁判官の判決については、問うべき深刻な疑問がたくさんある。アンは、いくつかの重要な証拠が十分に考慮されていないようだと信じている」とも、述べた。

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