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【海外発!Breaking News】制汗スプレーを吸引するチャレンジ直後に心停止 11歳男児が死亡(英)

TechinsightJapan / 2024年3月10日 5時0分

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イギリスに住む11歳の少年が今月2日、TikTokチャレンジ「クロミング(chroming)」に挑戦して死亡した。友人宅で制汗スプレーを吸引した直後、心停止に陥ったという。英ニュースメディア『The Mirror』などが報じた。

亡くなったのは英ランカシャー州ランカスターに住むトミー=リー・グレイシー・ビリントン君(Tommie-Lee Gracie Billington、11)で、友人宅でのお泊り会の最中に制汗スプレーを吸引するクロミング(chroming)に挑戦した。

クロミングとは、ハフィング(huffing)またはスニッフィング(sniffing)とも呼ばれ、塗料、溶剤、エアゾール缶、洗剤、 洗浄剤やガソリンなどの有毒化学物質を吸い込むことで一時的に高揚感を得るもので、中枢神経系が影響を受け脳の活動が低下する。そのため、ろれつが回らない、眩暈、幻覚、吐き気、錯乱を引き起こしたり、最悪の場合は心臓発作や窒息の危険がある。

トミー=リー君の祖母ティナ・バーンズさん(Tina Burns)によると、トミー=リー君は吸引後すぐに心停止に陥ったそうで、病院に緊急搬送されたが息を吹き返すことはなかったという。事故が起きたのは午後0時半頃で、ランカシャー警察は「今のところ、死因の特定はできていない」と説明している。

トミー=リー君は普段、母シェリーさん(Sherri)と暮らしており、父の家族は同じ州内の近隣に住んでいた。家族のもとには事故後、友人らなどからたくさんの支援が届き、葬儀代などのために立ち上げられたクラウドファンディングサイト「GoFundMe」の専用ページでは、5日間で目標額3000ポンド(約56万円)を超えており、家族は感謝の言葉を述べている。また今回の事故を受け、家族全員が悲願に暮れているそうで、次のような望みを語った。

「子供たちにはTikTokや他のSNSのフォローは止めて欲しい。実のところ、私たちが望むのはTikTokをなくし、16歳未満の子供たちがSNSの利用をできないようにすることだ。」

「他の子供たちの命を救うためにも、家族にはクロミングの危険性を知って欲しい。そして全ての制汗スプレーを子供たちの手が届かないところに隠し、チャレンジに参加できないようにして欲しい。他の子がやっているチャレンジを試し、息子は命を奪われたのだから!」



そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられている。

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