【海外発!Breaking News】犬に襲われ鼻のほとんどを失った37歳男性、再建手術14回で見事な変身「人生を取り戻した」(米)
TechinsightJapan / 2024年3月17日 20時55分
アメリカで2017年、犬に襲われ鼻の大部分を失った男性はその後、自ら医師を探し出し鼻の再建手術を受けた。手術は4年間で14回にも及んだものの、鼻は見事に再建され、現在37歳になった男性は人生を取り戻したという。これまでの経過や写真とともに、ニュースサイト『Bored Panda』などが伝えた。
米マサチューセッツ州出身のアンドリュー・コップラブさん(Andrew Koplove、37)は2017年、カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアで犬に襲われ、耳を損傷したうえ鼻の大部分を失った。アンドリューさんは当時、医療機器エンジニアとして働いていたが、鼻は平らで2つの穴がむき出しになり、初期治療後にマサチューセッツ州へと引っ越した。
「あの頃は、自信と自分らしさをなくしてしまってね。外出するのが不安だった。それに人にジロジロ見られたり、『いったい何が起きたのか』と尋ねられるたび、嫌な思いをしたものだよ」と当時のことを語るアンドリューさん。自分の顔をなくしたことで「アイデンティティを失った」と感じるようになり、事故から18か月をかけて鼻を再建してくれる形成外科医を探し出した。
アンドリューさんは当時、多くの著名な外科医に「手術をすると顔が永久に変形する」と言われたものの、決して妥協はしなかった。そしてそんな時にネットで見つけたのが形成外科医パトリック・バーン氏(Patrick Byrne)で、アンドリューさんに「顔の変形が残らない、素晴らしい結果が得られるだろう」と話して、希望を与えてくれたという。
現在、オハイオ州コロンバスのクリーブランド・クリニックの統合外科研究所長兼、耳鼻咽喉・頭頸部外科部長であるバーン医師は、2020年に同クリニックで診療を開始。アンドリューさんはそれを機にマサチューセッツ州からオハイオ州へと引っ越した。
そうしてバーン医師とチームのもと、4年間で14回の鼻の再建手術を受け、失った希望と自信を取り戻した。
バーン医師は難しい手術を引き受けたことについて、このように振り返る。
「簡単な鼻の再建というのはなく、通常は欠損が大きくなるほど複雑になり、また鼻全体の再建となると非常に難しい形成外科手術になります。ただ私は、彼のために新しい鼻を作ることに自信を持っていました。」
こうして行われた手術では、肋軟骨、軟骨を含む耳介皮弁、前額皮弁などが使われ、鼻のほとんどがアンドリューさん自身の組織から再建された。一度は耳から取った軟骨で鼻全体が感染症を起こしてしまい、同じプロセスを2回繰り返さなければならなかったそうだが、バーン医師は次のように明かしていた。
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