【海外発!Breaking News】繁殖のために紹介された雌、雄ライオンに喉を噛みちぎられて死亡(ベルギー)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年3月18日 7時49分
ベルギー北西部の動物園で今月14日、雄ライオンが繁殖のためにやって来た雌を襲い、死亡させた。雄はそれまで、一度も攻撃的な側面を見せたことがなかったそうで、関係者は一様にショックを受けている。英ニュースメディア『Metro.co.uk』などが伝えた。
事故が起きたのはウェスト=フランデレン州イーペルのテーマパーク「ベルワールデ(Bellewaerde)」内にある動物園で、雄ライオン“ネスター(Nestor、12)”が雌の“マヤ(Maya、2)”の喉を噛み切り死亡させた。
優れた遺伝子を持つネスターは“ライオン・キング”とも呼ばれ、元パートナーの“タサ(Tasa)”との間に三つ子2組、6頭の子をもうけた。そして事故が起きる2週間ほど前、絶滅危惧種の繁殖プログラムの一環として、ベルギー北部アントワープの動物園からベルワールデに越してきたばかりだった。
一方のマヤも、妹“ヌーマ(Numa、1)”と一緒にチェコ共和国の動物園からやって来たばかりで、スタッフはまず屋内でネスターと雌2頭を柵越しに紹介し、ニオイに慣れさせた。
次に姉妹を別々に外に出し、柵を挟んでネスターに引き合わせた。そして数日経った14日、ネスターとマヤを柵なしで対面させたところ、悲劇の事故が起きたのだった。
同園のスポークスマンであるフィリップ・ヴァン・ドープさん(Filip Van Dorpe)は当時の対面について、「対面は順調だった。でも2頭は突然、攻撃モードになってけんかを始め、ネスターがマヤの喉元に噛みついたんだ」と語り、こう続けた。
「飼育員はネスターに施設内に戻るように合図を出したものの、上手くいかなかった。またネスターに向けてゴム弾を発射し、負傷したマヤを救おうとしたがすでに遅く、喉を噛み切られていた。」
「ライオンは野生動物であり、これはもちろん自然界でも起き得ること。事故は遺憾であり、ベルワールデの誰もが打ちのめされているよ。それまで誇りに思っていたことが、たった一日で悲しみに変わってしまったのだからね。」
一方でネスターが生まれたアントワープの動物園の飼育員らは、ネスターとの楽しい思い出が脳裏から離れないそうで、スポークスマンのイルゼ・セヘルスさん(Ilse Segers)は悲しみとショックを露わにし、このように述べた。
「私たちは皆、ネスターがマヤを殺してしまったことを信じられずにいるわ。アントワープでのネスターは、これまで一度たりとも攻撃的な一面を見せたことはなかったから…。」
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