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【海外発!Breaking News】炎に包まれた家に飛び込んだ11歳少女、愛犬を救うため犠牲に(米)

TechinsightJapan / 2024年4月15日 5時0分

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今月6日、米ジョージア州の民家で火災が発生し、11歳の少女と愛犬が命を落とした。少女は大好きな愛犬が2階に取り残されていることに気付き、炎に包まれた家に飛び込んでいった。しかし脱出経路を失い、外に出ることができなかったようだ。悲劇のニュースを、米ネットメディア『People.com』などが伝えている。

米ジョージア州スポルディング郡の消防隊は今月6日午後5時半、火災の通報を受けた。同消防隊で隊長を務めるマイク・バードさん(Mike Byrd)は、「火災現場は1マイル(約1.6キロ)ほど離れた場所で、火災の様子が見えていました。通報を受けた時はかなり燃え広がっており、2階に人が閉じ込められているという情報もありました」と振り返る。

閉じ込められていたのは、この家に住むケイトリン・シモンドちゃん(Katelynn Simond、11)だった。ケイトリンちゃんは母親ときょうだい、義父や義理の叔父と暮らしており、火災を察知して全員が避難していた。ところがケイトリンちゃんは、愛犬“リトル・マン(Little Man)”が2階に取り残されていることに気付き、助けに戻った。だが、火が思ったよりも早く燃え広がり、脱出経路を失ってしまったという。

ケイトリンちゃんの義理の叔母であるトレシア・ペリーさん(Tressia Perry)は、激しく燃えていた当時の様子を「ケイトリンの義父や義理の叔父が後を追おうとしましたが、家の中に入ることすらできませんでした」と明かしている。

消防隊は、直ちに現場となった同郡グリフィン市にある民家に急行したが、家はすでに火に包まれていた。非常に危険な状況の中、隊員らが燃え盛る家に突入して2階に向かうと、ケイトリンちゃんを発見したが、すでに手遅れで命を救うことは叶わなかった。

ケイトリンちゃんの義理の叔父であるチャールズ・ビーチャーさん(Charles Beecher)は、ケイトリンちゃんについてこのように語っている。

「リトル・マンを心配して、上の階へ駆け上がっていきました。ケイトリンは私たちと同様に動物をこよなく愛していて、愛犬を助けるために2階へ行ったのです。」

スポルディング郡の消防隊は、今回の火災で隊員の1人が負傷し、病院へ運ばれて治療を受けたことを公表した。また、1階で出火したとみられており、詳しい出火原因はまだ分かっていないが、事件性はないとのことだ。



愛犬を救おうと火の中に飛び込んだ勇敢なケイトリンちゃんを称え、家族や近隣住民は追悼碑を建てた。チャールズさんは、「ケイトリンはいつも笑顔でした。すべてのことに夢中になり、生きる喜びそのもので、チアリーダーのような子でした。もう会うことができないのは本当に辛いです。まだ11歳ですよ。命を失うには早過ぎます」と辛い胸のうちを吐露した。

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