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【海外発!Breaking News】5本目の脚を持って生まれた子犬 保護団体は「145年で初めてのケース」(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年5月5日 20時55分

【海外発!Breaking News】5本目の脚を持って生まれた子犬 保護団体は「145年で初めてのケース」(米)<動画あり>

米ウィスコンシン州の動物保護団体が先月25日、Facebookで脚が5本ある生後6か月の子犬の里親を募集した。この子犬は“重複肢”と呼ばれる先天性の奇形を持って生まれ、右後ろ脚に重なるような形で5本目の脚が生えている。同団体は145年の歴史があり、これまで多くの動物を保護してきたが、「初めてのケースです」と話しているという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。

話題を呼んでいるのは、米ウィスコンシン州ケノーシャにある動物保護団体「Wisconsin Humane Society(以下、WHS)」で保護されている、犬の“ベラ(Bella)”だ。先月15日にWHSへ引き渡されたベラを見た獣医は、その歩き方に異変を感じた。生後半年になるベラの右後ろ脚は他の脚よりも太く、足先はヒレが付いているかのように広がっていた。

この原因を探るためにレントゲン撮影を行うと、ベラは“重複肢”と呼ばれる珍しい先天性奇形を抱えていることが分かった。WHSのマーケティング・コミュニケーション部門で主任を務めるアンジェラ・スピードさん(Angela Speed)は、「獣医は、ベラのレントゲン写真を見てショックを受けていました。ベラの右脚は鏡像のようになっていて、大腿骨と脛骨、腓骨がそれぞれ2本ずつ、足の指は9本もありました」と驚いた様子で話す。



アンジェラさんは、「獣医学の文献によると、犬で重複肢が見つかったのはこれまでに数例しかありません。どちらかというと家畜に多く見られるものです」と説明する。WHSは設立から今年で145年を迎えると言い、これまで多数の動物を保護してきた。その長い歴史の中でも、重複肢を持つ犬を保護したのは初めてのケースだという。

ベラが不自然な歩き方をしていたため、当初は脚の切断を含む手術が検討されていたが、合併症などリスクが懸念されていた。一方、ベラの健康状態は良好で痛みを抱えている様子はなく、右脚に体重をかけても問題なく走り回っていたことから、切断はせずに注意深く経過観察していくことになった。



アンジェラさんは、「今後6か月後、2年後、5年後にベラがどうなっているかは予想ができません。ただ、現在は健康でハッピーな女の子だということは分かっています」と語っている。

ベラがWHSに保護されたのは重複肢が原因ではなく、やんちゃすぎる性格だったことから、手に負えなくなってWHSに引き渡されたという。「ベラはチキンやおやつを食べること、そして散歩に行くのが大好きな子です」と説明し、里親募集中であることを呼びかけた。

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