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【海外発!Breaking News】26年前から隣人に監禁されていた男性「呪文をかけられ声が出なかった」と語る(アルジェリア)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年5月18日 20時55分

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アルジェリア、ジェルファ県のある自治体で今月12日午後8時頃、26年前から行方不明だった男性(45)が、近所の男(61)の家で発見された。男の家は男性の自宅から100メートルほどしか離れておらず、長期にわたり監禁されていた男性は精神的にかなりのダメージを受けているそうだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

アルジェリアのニュースサイト『Echorouk online』によると、見つかったのはオマール・ビン・オムランさん(Omar Bin Omran、45)で、19歳だった1998年4月、専門学校に向かう途中で行方不明になっていた。当時、地元警察や国家憲兵隊は大規模な捜索を行ったが、オマールさんが見つかることはなかったという。

アルジェリア政府は1990年代から2000年代初頭にかけ、イスラム原理主義組織と内戦状態にあり、推定で20万人が死亡し、2万人が誘拐されたと言われている。そのため家族はこれまで、「オマールは何らかの形で内戦に巻き込まれたのではないか」と考えていたそうだ。

事態が急変したのは最近のことで、容疑者の男と遺産相続をめぐり争っていた兄弟が、SNSに「オマールさんの誘拐に自分の兄弟が関わっている」と投稿し、これを見たオマールさんの家族が当局にこの情報を伝えたという。

男は公務員(一部報道では警備員とも)として働き、世間ではごく普通の人物として知られていたそうで、自宅では羊などを飼っていた。しかしながら一人暮らしにもかかわらず、二人分の食事を購入していたこと、人を自宅に招き入れることを頑なに拒否していたことなども明らかになっており、当局は男の家の捜索に踏み切ったのだった。

そうして男の自宅にやってきた国家憲兵隊は、羊小屋の奥に積まれた干し草の下に隠し戸があることを発見。髭を生やし、困惑した表情のオマールさんが小さな井戸のような穴の中から顔を出す姿はSNSで拡散した。オマールさんはその後、医療センターに搬送され、身体的および精神的な治療を受けている。



一方の男はというとその後、現場から逃走を図り、当局に取り押さえられ、誘拐、監禁などの容疑で逮捕された。

実はオマールさんが行方不明になってから約1か月間、オマールさんの愛犬が男の家の周辺でうろついたり、玄関のそばに座っている姿が目撃されていた。ところがある日突然、毒殺されたと思われるこの犬の死骸がオマールさんの家の前に置き去りにされていたそうで、当局は「男は犬の殺害にも関与していたのではないか」とみて、調べを進めている。

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