【海外発!Breaking News】子連れのヘラジカを撮影していた男性、襲われて死亡 「父は危険を承知だった」と息子(米)
TechinsightJapan / 2024年5月26日 17時5分
米アラスカ州で今月19日、ヘラジカの親子を撮影していた野生動物写真家の70歳男性が、ヘラジカに襲われて死亡した。男性を攻撃したヘラジカは生まれたばかりの子どもを連れており、子どもを守るために取った行動とみられている。亡くなった男性の息子は、「父は危険を承知で撮影していましたし、この結果を受け入れたと思います」とコメントし、襲ったヘラジカを安楽死させるべきではないと訴えているという。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。
野生動物写真家のデール・コーマンさん(Dale Chorman、70)は今月19日、米アラスカ州ホーマー市にある自身の敷地内で、野生のヘラジカが双子を出産する様子を撮影していた。素晴らしい瞬間を写真に収めることができたデールさんは、一旦その場を離れて友人を誘い、もう一度写真を撮るためにヘラジカの親子を探し始めた。
そしてデールさんたちは、木々に囲まれた森の中でヘラジカの親子を発見した。できるだけ近くで撮影しようと、生まれたばかりの双子のヘラジカにゆっくりと近づいたところ、母ヘラジカが茂みから突然飛び出してきた。
2人は走って逃げ出したが、先を走っていた友人が振り返ると、デールさんはヘラジカの下で倒れていたという。デールさんはヘラジカに追いつかれ、蹴られてしまったようだった。
友人はすぐに警察へ通報し、救急車を要請した。通報を受けてアラスカ州警察が現場に到着した時、すでにヘラジカはどこかに去っていた。救急隊もすぐに駆けつけたが、デールさんはその場で死亡が確認された。
デールさんの息子であるネイサン・スペンス=コーマンさん(Nathan Spence-Chorman)によると、デールさんは大工や建築の仕事もしていたが、クマのガイドを行うなど自然や野生動物に造詣が深い人だったそうで、このように明かしている。
「父は野生動物に対する経験が豊富ですので、その危険性を甘く見ていたということはありません。危険を承知で良い写真を撮りに行き、危険な瞬間に巻き込まれたのです。」
「いくら危険なことであろうと、いつもと同じことをしていてある日突然、自分の家の敷地内で命を落とすことになるなんて誰も思いませんよ。それでも父は、この結果を受け入れたと思います。」
野生動物が人間を襲った場合には、安楽死させられる可能性もあるが、このことについてネイサンさんは「母ヘラジカは子どもを守っていただけですので、死ぬ必要はありません」と殺すべきではないと訴えている。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【海外発!Breaking News】幼稚園で出会い、生涯のほとんどを一緒に過ごした夫婦 安楽死で共に旅立つ(オランダ)
TechinsightJapan / 2024年7月5日 20時55分
-
【海外発!Breaking News】地元で愛された野生のシカ 観光客からの“クロワッサン”が原因で安楽死に(英)
TechinsightJapan / 2024年6月30日 13時44分
-
【海外発!Breaking News】調教師がゾウに踏み潰されて死亡、違法な観光施設に営業停止命令(印)
TechinsightJapan / 2024年6月30日 12時38分
-
【海外発!Breaking News】サファリツアーに参加した米国人観光客、ゾウに襲われ死亡 ザンビアで今年2度目の襲撃
TechinsightJapan / 2024年6月23日 8時30分
-
【海外発!Breaking News】息子2人と溺れた父親、最後の力を振り絞り水面から手を突き出して救出される(米) <動画あり>
TechinsightJapan / 2024年6月21日 16時0分
ランキング
-
1「ぐっすり眠れない人」今すぐ摂るべき5つの食材 「眠りを誘うホルモン」が睡眠の質を高める
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 21時0分
-
2何もしてないのに「バッテリー上がり」した! 真夏の「突然のトラブル」どう防ぐ? いつか起こり得る「エンジンかからない」どう対処するのがOKか
くるまのニュース / 2024年7月6日 18時10分
-
3日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
くるまのニュース / 2024年7月6日 7時40分
-
4ワークマンの「暑い日に履きたい、通気性抜群のシューズ」3選 980円の「ボーンサンダル」はカワイイ&歩きやすい
Fav-Log by ITmedia / 2024年7月4日 5時55分
-
5値上げラッシュに打ち勝つ!電気&ガス代が家計を圧迫「夏の光熱費節約」プロ技10
週刊女性PRIME / 2024年7月6日 11時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください