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【海外発!Breaking News】塀を飛び越え、飼い犬を連れ去る雌ライオン 飼い主は「為す術がなかった」(ケニア)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年5月27日 20時55分

【海外発!Breaking News】塀を飛び越え、飼い犬を連れ去る雌ライオン 飼い主は「為す術がなかった」(ケニア)<動画あり>

ケニアの首都ナイロビ郊外の住宅街で今月21日、飼い犬が雌ライオンに襲われた。周辺地域ではライオンによる犬の襲撃が相次いでいるそうで、ライオンが住宅街まで侵入し、犬を連れ去る様子を捉えた動画に衝撃が広がっている。YouTubeチャンネル『Citizen TV Kenya』などが伝えた。

ナイロビ郊外ロンガイのマサイ・ロッジで21日午後10時頃、雌ライオンが飼い犬のロットワイラーを連れ去る様子が撮影された。

動画では、雌ライオンが誰もいないブロックの塀の前で立ち止まり、ジャンプして塀によじ登ると中の様子をうかがっている。

すると約30秒後、雌ライオンは中庭にジャンプして入り込み、それから2分もたたないうちに塀の同じ場所から姿を現した。口にはぐったりとして動かない飼い犬をくわえており、そのまま塀の外へとジャンプしている。

雌ライオンに襲われたのは、体重約75キロで雌のロットワイラー“ジェシー(Jaci)”で、飼い主のシルビア・ワマイさん(Sylvia Wamai)によると、約2年前からきょうだい犬の“レイザー(Laser)”と一緒に育てていたという。

ジェシーが襲われた夜、シルビアさんと家族は自宅にいたそうで、飼い犬の死に悲しみを隠せない様子で「酷くショックを受けている」と語り、こう続けた。

「私たちはあの夜、外にいて犬を探していたところだった。すると雌ライオンが、家の門から数メートル離れたところにいるのが見えたの。でも襲撃は10分もかからずあっという間で、私たちは犬を失ったのよ。」

「私たちの住まいは国立公園の近くにあるけれど、ライオンが自宅に入り込み、飼い犬をさらうなんて非常に稀なことよ。」



また、シルビアさん一家のもとで働くジョシュア・イシューさん(Joshua Isigi)も「振り向くと敷地内に雌ライオンがいるのが見えた。それでなたを手に取り、鉄板に擦るようにして音を立て、怖がらせて追い立てようとした」と語っていたが、ジェシーに狙いを定めた雌ライオンはまず、首元に噛みついて息の根を止めていたのであろう。襲撃は一瞬だったようで、シルビアさんは当時のことを「為す術がなかった」と述べ、肩を落とした。



なおナイロビ国立公園から近いオルムート(Olmeut)村の住民によると、ここ1週間で少なくとも犬6頭がライオンに襲われているそうで、同公園の「ケニア野生生物サービス、以下KWS」のレンジャーは現在、犬を襲ったライオンを探しているという。

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