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【海外発!Breaking News】旅先で見つけた珍しい果物 男性が火傷を負い注意喚起(メキシコ)

TechinsightJapan / 2024年6月11日 17時8分

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観光でメキシコを訪れていた英男性が、普段は目にしない果物を発見し、好奇心から食べてみることにした。しかし口に入れた瞬間、燃えるような激しい痛みを感じ、火傷を負ってしまった。男性は治療費が高くつくのを恐れて病院に行かず、3~4日は強い痛みに苦しんだという。男性が食べた珍しい果物について、米ニュースメディア『New York Post』などが詳細を伝えた。

イギリス在住のトーマス・ハロルド・ワトソンさん(Thomas Harold Watson、28)は先月1日、メキシコの都市カンペチェを観光していた。ローカルマーケットを散策していると、カシューナッツの果実部分であり、“カシューアップル”と呼ばれる珍しい果物を発見した。

トーマスさんは、「カシューアップルは少し苦いと聞いたことがありましたが、実際に食べたことはなかったので、購入して散歩しながら食べ始めました」と話す。

そのカシューアップルには、普段食べているカシューナッツの部分が一緒についていたという。カシューナッツは種子の部分だが、カシューアップルの中ではなく外側についている。トーマスさんは、硬い殻を割って中身のカシューナッツを食べようと考えた。

ところが硬い殻を割るために噛んだ瞬間、激痛が走った。トーマスさんは、「殻を割ろうとしたら、中身が飛び散って。一瞬で火がついたような感覚でしたね。口の中が燃えているように感じました」と、信じられないほどの痛みだったと説明した。



カシューナッツの殻の中には、アナカルジン酸やカルドールと呼ばれる刺激成分が含まれており、カシューナッツの殻を剥く際には、手や腕に水ぶくれや火傷を負うリスクがあるという。そのためカシューナッツを食材として用いる際には、まず高温加熱によるこれらの成分の除去処理が必要になる。

このことを知らずに殻の中の液体を浴びてしまったトーマスさんの顔は、翌日になると真っ赤に腫れ上がり、一部の皮膚が剥がれてしまった。トーマスさんは、「唇は全部焼けただれて、まるで溶けてしまいそうでした。3~4日間、皮膚が紙のように薄く感じましたね」と、しばらく痛みに苦しんだことを話している。

顔や口周りだけでなく、手にも液体がかかってしまい、一部の皮膚が変色してしまうほどだった。しかし海外旅行だったため治療費が高額になることを恐れ、トーマスさんは病院に行かなかった。火傷の状態は酷く、数週間後に剥がれかけた唇の皮がすべて剥けたそうだ。

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