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【海外発!Breaking News】自撮りしようと線路に近づきすぎた女性、蒸気機関車にはねられ死亡(メキシコ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年6月19日 16時13分

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観光地など非日常の場所で自撮りに夢中になるあまり、事故につながるケースが世界中であとを絶たない。このほどメキシコで、自撮りをするため線路に近づいた女性が、向かってきた蒸気機関車にはねられて死亡した。英ニュースメディア『UNILAD』などが伝えている。

北米で「エンプレス(Empress)」の愛称で親しまれている蒸気機関車「カナダ太平洋鉄道2816号」が現地時間4月24日、同機関車を所有する「カナディアン・パシフィック・カンザスシティ社(Canadian Pacific Kansas City Limited)」の本部が置かれているカナダのアルバータ州カルガリーを発ち、大陸縦断ツアーに出た。

エンプレスは、1930年12月にカナダのモントリオールの機関車工場で製造され、1960年5月に引退するまでの30年間運行を続けてきた。そのエンプレスが再び運行を開始したことにより、多くの鉄道ファンがカメラを手に北米中でその行く手を待ち構えていた。しかしメキシコのイダルゴ州ノパラ・デ・ビジャグランに差しかかった6月3日、悲惨な事故が起きてしまった。

当時、事故現場の線路付近にはエンプレスを一目見ようと何十人もの見物客が集まっていた。ドゥルス・アロンドラさん(Dulce Alondra、29)もその一人で、彼女は息子を連れてきており、エンプレスが通過する線路の間近でスマートフォンを構えた。

するとその直後、汽笛を鳴らしながらやってきたエンプレスがドゥルスさんに接触し、彼女は激しく弾き飛ばされてその場に倒れてしまった。そばにいた男性がドゥルスさんを抱き起こして線路から離れた場所に移動させるも、彼女はぐったりしている状態だった。その後、救急隊が現場に到着したが、ドゥルスさんはその場で死亡が確認された。



この事故を受けて、カナディアン・パシフィック・カンザスシティ社は同日の夕方に声明を発表し、「事故を遺憾に感じており、警察と協力して徹底的な調査を行っている」と述べた。また同社のメキシコ支部においては、声明で次のように発表している。

「女性が線路のすぐ近くで写真を撮っている最中、致命傷を負いました。この悲劇的な事故は現在調査中です。私たちは彼女の死に対して深い悲しみを感じており、女性の家族と彼女を愛する人たちに哀悼の意を表します。」

なお、事故後もエンプレスは運行を続け、今月7日には終点のメキシコシティに到着したようだ。エンプレスはこの後、カナダのマニトバ州ウィニペグへ向かい、現地到着予定の7月6日には大規模なイベントが行われるという。

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