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【海外発!Breaking News】“世界最高齢の歯科医”は99歳日本人「自分の力があるうちは続けたい」<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年6月12日 11時47分

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山梨県忍野村で1924年(大正13年)に誕生し、御年99歳になっても現役で活躍する歯科医が今年5月、ギネス世界記録の「世界最高齢の歯科医(男性)」に認定された。日本が誇る医師の名は渡邉悦郎さんで、患者が喜んでくれる時にやりがいを感じるという。『Guinness World Records』などが伝えている。

山梨県忍野村在住の渡邉悦郎さんが5月15日、99歳133日でギネス世界記録の「世界最高齢の歯科医(男性)」に認定された。

渡邉悦郎さんは1924年(大正13年)10月31日に忍野村で誕生。1940年(昭和15年)に15歳で歯科医の見習いとして上京し、夜間学校に通った。そして卒業後の1944年(昭和19年)に徴兵され中国で衛生兵として従軍し、終戦から1年後に帰国すると歯科技工士として働き始めた。



渡邉さんが日本歯科医学専門学校(現・日本歯科大学)に入学したのは1947年(昭和22年)のことで、4年後に国家試験に合格し、他の歯科医たちと一緒に数年働いた。そして1953年(昭和28年)、故郷の忍野村で歯科医院を開業し、今も現役医師として活躍している。



開業時、忍野村には歯科医院が他になかったそうで、渡邉さんは「患者を見つけるのに苦労はしなかったですね。ただ多い時は一日で50~60人の患者さんを診ていましたよ。朝から夜9時まで働いていましたから」と働きづめだったことを明かした。

当時は近くに技工所がなく、患者の義歯も自分で作っていたそうで、家族は「夕食後には姿を消し、夜遅くまで義歯を作っていましたね」と述べている。それでも月曜から金曜までフルタイムで働いていた渡邉さんは、92歳になったのをきっかけに午前中だけの時短勤務に変えたという。



そんな渡邉さんには娘5人、孫8人、ひ孫4人がいるそうで、家庭菜園でブルーベリー、豆、トマトなどを栽培。「健康的な食事が長生きの秘訣ですよ」と述べている。また以前ほどの忙しさではないものの、「患者さんがいるから頑張ることができるのです」と笑顔を見せ、このように続けた。

「仕事をやっていて良かったと思うのは、患者さんが喜んでくれる時。社会に奉仕できるうちは、自分の力があるうちはやろうと思っています。」



なお70年以上も現役で活躍する渡邉さんには、世界中から「この誠実で勤勉な男性は尊敬に値する人」「長寿の秘訣を知りたいな」「SNSでは40歳で引退すると自慢する人がいるけど、彼にとって仕事とはお金ではなく、社会に奉仕することなのだろうね。若い人たちにとっては、いい刺激になると思う」「いつまでも健康でいて欲しい」「素晴らしいね」といったコメントが寄せられている。

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